# Palantir Foundryを学ぶ
🚀 「営業は自分の担当顧客の行だけ見える」を、データセットを部門ごとにコピーすることなく実現する仕組み。それが制限付きビュー(行レベルセキュリティ)です。
📌 タイトルと機能のURL
タイトル: 制限付きビュー(行レベルセキュリティ)
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📝 概要
制限付きビュー(Restricted Views)は、1つの基盤データセットの上に構築される、行レベルのアクセス制御の仕組みです。同じ元データに対して、閲覧するユーザーごとに見える行のサブセットを変えられます。これにより「部門別にデータをコピーして配る」運用をやめ、単一データセットを正として全社で共有しながら、権限だけを行単位で分けられます。
🔧 機能の説明
制限付きビューは、行の可視性を決めるルールを持つ「ポリシー」によって動作します。
・ポリシーは、閲覧ユーザーの属性、基盤データセットの列名、特定の値(文字列・真偽値・数値・配列)を評価して、どの行を見せるかを判定します
・ユーザー・グループ・組織を参照する場合は、名前ではなく一意の識別子(UUID)をポリシー列とポリシー定義の両方で指定する必要があります
・マーキング連携型では、上流データセットにマーキングIDの文字列配列の列を持たせ、各行は必要なマーキングを持つユーザーにのみ表示されます
・制限付きビューは基盤データセットの上に構築され、トランスフォーム(変換)の入力としては使用できません
・ポリシー変更の追加・マージを扱う実験的なブランチ対応も提供されています
🛠 実践的な使い方
・基盤データセットに、各行のアクセス可否を判定するための列(担当拠点、組織IDなど)を用意します
・その列とユーザー属性を突き合わせるポリシーを定義し、行レベルのフィルタを構成します
・権限管理を明確にするため、制限付きビューは元データセットとは別のプロジェクトに保存するのが一般的です
・マーキングを使う場合は、行ごとに必要なマーキングIDの配列を持たせて可視性を制御します
🎯 ユースケース
・営業担当が、自分の担当拠点の顧客行のみを閲覧できるようにする
・部門・組織単位で、同一テーブル上のレコードを分離して見せる
・機密度の異なるレコードを、マーキング保有者だけに開示する
⚠️ 注意点
・制限付きビューはトランスフォームの入力に使えないため、下流のパイプライン処理に直接組み込めません
・ユーザー・グループ・組織はUUIDで指定する必要があり、名前指定では機能しません
・ブランチによるポリシー変更のマージは実験的機能であり、環境によっては利用できない場合があります
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