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Itaru Tomita / 冨田到
@itarutomy
2026.07.29 09:36
セキュリティ責任者(CISO)専用の業務基盤を掲げるPulse Security AIがステルスを解除し、Foundation Capital主導・Zetta Venture Partners参加で800万ドルのシード資金を調達した(https://www[.]globenewswire[.]com/news-release/2026/07/15/3327850/0/en/pulse-security-debuts-operational-management-platform-built-for-security-leaders.html)。 CEOのMike Armistead氏は「CFOには基幹業務システム(ERP)があり、CROには顧客管理システム(CRM)がある。セキュリティの責任者だけは、それに相当するものを持ったことがない」と語る。実際、セキュリティプログラムはスプレッドシートやスライド、属人的なノウハウ(tribal knowledge)で回されてきたという。米国立標準技術研究所(NIST)によれば脆弱性識別番号(CVE)の登録件数は2020〜2025年で263%増加、脆弱性データを追跡するVulnCheckの調査では2025年だけで884件が新たに悪用され、うち約29%はCVE公開と同日かそれ以前に攻撃が始まっていたという。 Pulseが80件超のCISOインタビューから見出した共通の悩みは、取締役会でも経営陣の前でも規制当局の監視下でも拠り所にできる「常に最新の状態を保った権威ある記録」が無いことだった。そこでEDR(端末の侵入検知)やクラウド、ID管理といった技術サイロと評価レポートなどの非構造データを1つにつなぐ「文脈グラフ」というアーキテクチャを採用し、散らばった情報を1枚の地図として扱えるようにしている。 創業者のMike ArmisteadとRobert Hippsは、SOC(セキュリティ運用センター)自動化のRespond Softwareを共同創業し2020年にFireEye/Mandiantへ1億8600万ドルで売却した実績組。Armisteadは以前にもアプリケーションセキュリティの先駆けFortify Softwareを創業しHPに売却(2010年)、Nick GilliganはRespondの初期メンバーで後にMandiantとGoogleでAIエンジニアリングを率いた。 他部門には当たり前の「専用の基盤ソフト」がCISOだけ無かったというのは、言われてみれば確かに歪だ。
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