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FabyΔ
@FABYMETAL4
2026.08.29 08:22
💡上げ幅が大きいのはAI向けでなく民生用のコンデンサだ | 民生の値上げには注文を減らす役割がある 009150.KS 6981.T AIサーバー向けより、スマートフォンや家電に載る安いほうが大きく値上がりする。調査会社TrendForceが8月27日に出した10〜12月期の価格見通しは、そういう順番になっている。 対象は積層セラミックコンデンサ(MLCC)。チップの隣に置いて電気を一瞬ためては放す、1個が数銭から数円の部品だ。Samsung Electro-Mechanics 009150.KS がOEM・ODM向けに出す価格について、民生用のX5Rが平均25〜30%、AIサーバー用の高機能品X6Sが10〜20%上がるとTrendForceは見積もっている。パーセンテージだけ並べると、品薄なのは民生用に見える。 逆だ。TrendForceは、民生用の値上げに売値を上げること以外の役割を見ている。注文そのものを抑え、空いた生産能力を高機能品ラインの拡張へ回すことだ。 X6Sのほうは、上げ幅が顧客ごとの交渉で変わるとTrendForceは書いている。並んで出てくる二つのパーセンテージは、同じ物差しで付いた数字ではない。 押し出された民生の注文は消えない。行き先は台湾と中国のメーカーで、一部はすでに稼働率が90%近い。TrendForceは、こちらも10〜12月期に平均10〜20%上がるとみている。中容量から高容量の民生品が中心だ。ただし彼らは押し出された注文が流れる先であって、AIサーバー向けの枠を決める側ではない。 日本の大手はここに加わっていない。Murata 6981.T、Taiyo Yuden、Kyoceraの3社は10〜12月期のOEM・ODM向け価格を据え置き、様子を見ているとTrendForceは書いている。 据え置きの中身は、Murataの決算資料に出ている。4〜6月期の売上高は5,023億円で四半期として過去最高、うちコンデンサが2,825億円と56.2%を占める。受注高は6,739億円、受注出荷比は1.34。どちらも過去最高だ。 それでも、営業利益985億円(前年同期比+59.8%)の増加要因として会社が挙げたのは、生産増による稼働率の改善と円安だった。同じ資料には、減益要因として固定費の増加と製品価格の下落が並んでいる。受注が過去最高だった四半期の利益は、値段から来ていない。 値上げを先に始めたSEMCOのほうも、規模を確かめておく。4〜6月期のコンポーネント事業は1兆6,494億ウォン、全社3兆4,572億ウォンの48%にあたる。価格の付け替えが起きているのは、会社の半分近くを占める事業だ。 追う軸は一つでいい。Murataが10〜12月期の見積もりを動かすかどうかだ。動かせば、今回の値上げが韓国から台湾・中国を経て日本の大手まで届いたことの確認になる。動かさなければ、10〜12月期の値上げはその手前で止まる。 値上げ率の並びを需要の強さの並びとして読むと、順番を取り違える。いちばん上がった品目が、いちばん欲しがられている品目とは限らない。作り手が数を減らしたい品目にも、大きい数字は付く。 🤘情報提供 Stock Slayer :
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