🔎まだ始まっていない2027年の1年分だけで1兆722億ウォン | 買ったのは長期契約を結ぶ10社超のうちの1社にすぎない 009150.KS
1兆722億ウォン。Samsung Electro-Mechanics 009150.KS が9月1日に発表した契約の金額だ。売るのはAIサーバー向けのMLCC(積層セラミックコンデンサ)。同社のMLCC長期供給契約としては過去最大にあたる。
納入期間は2027年1月1日から12月31日まで。この1年に納める分だけで、昨年の連結売上高11兆3,145億ウォンの9.5%になる。まだ始まっていない年の売上が、先に確定したことになる。
相手先は「グローバルの大手」とだけ書かれ、社名は出ていない。同社はMLCCの長期供給契約(LTA)を10社を超える顧客と結んでいる。The Elec によれば、今回の発表はそのうち1社との2027年分の供給数量が固まったのを受けたものだ。相手はこれまでに発表した契約の顧客とは別だという。ほかのLTA顧客とも数量を詰めており、固まるたびに追加の発表が見込まれる。
つまり1兆722億ウォンは、今年の合計ではない。
5月以降、同じ形の契約が3件出ている。5月にシリコンキャパシタ(Si-Cap)が約1兆5,000億ウォン。6月にMLCCが約4,540億ウォン、7月に3,000億ウォン。今回を加えた累計は約3兆3,200億ウォンで、昨年の連結売上高のおよそ29%になる。期間は揃っていない。Si-Capは2027年からの2年間で、MLCCの3件はいずれも2027年の1年だけだ。
なぜ来年の分が先に決まるのか。MLCCは回路の電流をならし、部品どうしの信号の干渉を抑える部品だ。AIサーバーはこれを一般のサーバーの10倍以上積む。しかも24時間365日、高温・高電圧のなかで動き続けるので、容量と信頼性の要求が上がる。MLCCのなかでも技術的な難度が高く、作れる会社はわずかだと会社自身が書いている。AIサーバー向けMLCCで同社のシェアは40%を超える。MLCCを作る会社は他にもあるが、この用途で1年分を約束できる相手は多くない。
市場そのものはまだ薄い。Goldman Sachs の見立てでは、この市場は2025年の14億ドルから2030年に58億ドルへ伸びる。年平均およそ34%の伸びだ。今回の契約は約7億8,000万ドル。年がずれるので同じ土俵には置けないが、この市場がどれだけ小さいところから立ち上がっているかは伝わる。
先に売る分が決まれば、設備も先に置くことになる。フィリピン・ラグナ州カランバの工場は、2027年から増える数量に備えて能力を広げている。韓国の釜山はマザーラインと高付加価値品の研究開発拠点として拡張中で、2040年までにおよそ15兆ウォンを投じる計画だ。生産拠点は水原と釜山、中国の天津、そしてカランバの4か所だ。カランバは新設ではなく、すでにある工場の能力を広げている。
次に見るのは、ほかのLTA顧客との2027年分だ。発表が続けば、公表済みの契約額はさらに積み上がる。止まれば、外から数えられるのは今の約3兆3,200億ウォンまでになる。期間の長さも見ておきたい。MLCCの3件はどれも2027年で切れている。次の契約が2028年へ延びるなら、買う側が2年先の必要量まで置きにきたということだ。
部品会社の業績は、長いあいだ四半期ごとの値段と稼働率で決まってきた。1年分が契約で埋まると、決まり方が変わる。売上の見えている部分が増え、設備投資の時期を値段のピークではなく納入の始まる年から逆算できる。カランバの増強が2027年に合わせてあるのは、その順序がもう働いている印だとみている。
顧客の名前は出ていない。それでも枠は見える。10社を超える顧客とMLCCの長期契約があり、金額まで出たのはそのうち3件だ。
AIサーバーの部品で読むべき数字は、今期の値上げ率ではない。来年の何割が先に契約で埋まっているかだ。
🤘情報提供
Stock Slayer :
もっと見る
NVIDIAによるHugging Faceの買収額は「129億3,030万ドル」である。
なぜ、これほど端数が細かいのか。
答えは「🤗」である。
$12,930,300,000 ÷ 100,000 = 129,303
129,303を16進数に変換すると「1F917」となる。Unicodeの「U+1F917」は、Hugging Faceを表す絵文字「🤗」である。
つまり、買収価格そのものにHugging Faceが埋め込まれている。
さらに「#
129303」は深い緑色のカラーコードであり、NVIDIAを連想させるもう1つの仕掛けでもある。共同創業者のThomas# Wolfも、買収価格に両社への参照を隠したと明かしている。
約129億ドルの買収で、価格そのものを両社の署名にしてしまった。
もっと見る
GPT-6 Astraは、ARC-AGI-3における動作効率において、人間の基準値を上回りました。テスト対象となった人間の中央値よりも少ない動作数で、96%のレベルで動作しました。
GPT-6 Astraで観察された重要な特性の一つは、馴染みのない環境をコンパクトな記号的世界モデルに変換する能力でした。ゲームの仕組みを論理的なルールとして表現し、状態を追跡し行動を計画するために、独自のドメイン固有言語の略記法を開発しました。
もっと見る
$NVDA NVIDIA PAIR を発表。同一ネットワーク上のコンピューターを接続し、未使用の計算リソースをプールし、ローカル AI およびエージェント型ワークロードに活用するオープンソースソフトウェア。
RTX 20 シリーズ以降の GPU、RTX Pro、DGX Spark、Mac をサポート。各デバイスの処理負荷に応じて、自動的にクラスターに参加、離脱。
もっと見る
Your devices are stronger together. 🖥️🤝🖥️
Just announced at IFA, NVIDIA PAIR automatically links systems across your local network and sends inference requests wherever there’s available capacity, helping agents run more efficiently.
もっと見る
GPT-6 Astra 、Fable 5.1を軽々と超えていった
GPT-6 Astra is state-of-the-art on FrontierMath Tier 4, ARC-AGI 3, and TerminalBench-4.0.
GPT‑6 Astra is also a major advance for scientific discovery, with state-of-the-art performance on Terminal-Bench Science 0.1 and HealthBench Pro.
もっと見る
💡Broadcomの粗利率は前年同期より2.03ポイント上がった | 同じ四半期に非GAAPの粗利率は3.36ポイント下がっている $AVGO
Broadcomの第3四半期は、粗利率が上がった四半期でもあり、下がった四半期でもある。GAAPベースの粗利率は前年同期の67.10%から69.13%へ2.03ポイント上がった。同じ四半期の非GAAP粗利率は78.35%から74.99%へ、3.36ポイント下がっている。
2つを分けているのは、原価に計上される3つの項目だ。買収で取得した無形資産の償却、株式報酬費用、事業再編費用。非GAAPの粗利率はこの3つを原価から外して計算し、GAAPの粗利率は原価に残したまま計算する。
この3項目の合計は、前年同期の17億9,600万ドルから今期の17億3,500万ドルへ、金額のほうはむしろ3.4%減っている。同じ期間に売上は159億5,200万ドルから295億9,100万ドルへ86%増えた。分子がほぼ動かないまま分母が2倍近くになれば、売上に対する比率は落ちる。11.26%から5.86%へ、半分近くまで。
GAAP粗利率が上がって見えるのは、この3項目の負担が5.40ポイント軽くなったからだ。非GAAP側の3.36ポイントの低下を差し引いても、2.03ポイントの上昇が残る。GAAPは保守的な数字として読まれることが多いが、今のBroadcomでは、原価の悪化を先に出しているのは非GAAPのほうである。
その非GAAP側がなぜ下がっているのかは、会社自身が第2四半期の10-Qに書いている。半導体はインフラソフトウェアより粗利率が低い、と。第3四半期の半導体は前年同期比127%増で売上の70%を占め、インフラソフトウェアは29%増にとどまって構成比は1年前の43%から30%へ落ちた。売上の伸びが原価の乗る側へ寄るほど、非GAAPの粗利率は下がる。
粗利率の話が全社の話になる理由は規模にある。AI半導体の売上は167億ドル、前年同期比221%増で、全社売上の56.4%を占める。第4四半期は217億ドルの見通しで、比率は62.4%へ上がる。
そしてGAAPを押し上げてきた追い風は、残りが少ない。第4四半期の売上見通しは348億ドル。3項目の金額を今期と同じ17億3,500万ドルに置けば、売上比は4.99%まで下がる。今期からの軽減は0.88ポイントで、前年同期からの5.40ポイントとは桁が違う。追い風が細るぶんだけ、非GAAP側の低下はGAAPへ素通りする。
決算は9月2日の引け後に出た。終値は367.24ドル、翌朝の時間外では356ドル前後で3%ほど下げている。ただし下げの説明として挙がっているのは第4四半期の売上見通し348億ドルであって、逆を向いた2つの粗利率ではない。
第4四半期は2つの粗利率がまた並んで出る。非GAAP粗利率が74.99%をさらに下回り、それでもGAAP粗利率が69.13%を上回るなら、薄まる3項目がまた低下を覆ったことになる。2つとも下がれば、覆いきれなかった四半期だ。
カスタムASICというテーマで並べるなら、Broadcomの隣にはMarvellが立つ。ただし今回の論点はテーマではなく、この会社に固有の会計の形にある。四半期15億ドル前後の無形資産償却は過去の買収の対価配分から来ていて、売上の伸びほどには動かない。同じ会社の同じ四半期で、粗利率が上がったとも下がったとも言えてしまう。事業のほうは片方向に動いている。2つを逆に見せているのは、その動きを上回る速さで薄まっていった3項目のほうだ。
🤘情報提供
Stock Slayer :
もっと見る
💡 Planet Labs PBC $PL Q2 FY2027決算 2026-09-03
💰 今四半期業績
- 🟢 EPS:$0.02 (予想$-0.02)
- 🟢 売上高:$116.1M (予想$104.53M)
📊 重要指標
- 🟢 調整後EBITDA:$13.9M (Est. $1.6M) (YoY+117%)
- 🔴 Non-GAAP粗利率:59% (YoY-200bps)
- 🟢 バックログ:~$814.9M (RPO: ~$753.1M)
- 🟢 現金・短期投資残高:$865.4M (YoY+219%)
- 🟢 年初来調整後フリーキャッシュフロー:$28.8M
- 🟢 経常ACV比率:98%
- 🟢 GAAP純損失:-$9.4M (前年同期: -$22.6M, 改善)
📊 次四半期ガイダンス
- 🔴 売上高:$103M (予想$114.02M)
📊 通年ガイダンス
- 🔴 売上高:$435.5M (予想$435.8M)
📍決算内容の注目ポイント
- NGA(National Geospatial-Intelligence Agency)から$8MのOTA契約を獲得し、Planet Global Monitoring Service(GMS)を展開。ドイツ政府からも最大€25M/5年の専用衛星サービス入札を受注
- Pelican-11技術実証衛星の打ち上げに成功し、軌道上の高解像度Pelican衛星は合計10基に。Tanager-2衛星および18基のSuperDove衛星をVandenberg基地へ出荷
- ATMプログラムにより約$120Mを調達(平均純売却価格$31.95/株)。現金・短期投資残高は$865.4Mに拡大
- Planet AIアプリケーションがオープンベータフェーズに進行。自然言語によるグローバルデータアーカイブの検索を実現するエージェント型AIツール
- Berlin製造施設の戦略的拡張を開始し、欧州でのプレゼンスを強化。Isar Aerospaceとの戦略的打ち上げ契約も締結
🤵♂️CEO (Will Marshall) コメント
「Planet は傑出した第2四半期を達成し、売上高は過去最高の$116.1Mを記録、前年同期比58%の成長となりました。これはRule of 40を4四半期連続で達成または上回る結果です。スウェーデン軍への衛星引き渡し、8月のNGAおよびドイツ政府との画期的な契約獲得など、チームは引き続き力強い実行力を示しています。衛星サービスにおける驚異的な牽引力とパイプラインの継続的拡大を受け、当社の戦略はAI対応アナリティクスとソブリン衛星サービスを組み合わせ、コア成長ベクトルをさらに強力なオファリングへと統合しています。」
🤵♂️CFO (Ashley Johnson) コメント
「当社の力強いトップライン成績は大幅なオペレーティングレバレッジに転換されており、Non-GAAP粗利率において予想を上回り、四半期の調整後EBITDA利益は$13.9Mを達成しました。年初来の調整後フリーキャッシュフロー$28.8M、期末の現金・短期投資残高$865.4Mという強力な業績により、コア成長イニシアティブへの投資を自信を持って進めつつ、持続可能な長期キャッシュフロー創出を推進する戦略的柔軟性を確保しています。」
🔍 主要ファンダメンタルズ指標
- 時価総額: 6.11B
- PER: -16.04
- Forward PER: --
- PEG: 0.17
🎯市場評価
- 株価 (発表前): 📉$18.36 (-8.15%)
- 株価 (発表後): 📈$20.9113 (13.9%)
- 決算前アナリスト目標株価: $41.14 ($53 ~ $25) D+
- 決算総合サプライズ率 (AI推定): 🤩18.72%
- 決算後目標株価 (AI推定): $21.86
🤖 決算まとめるくん(AI)コメント
「Planet Labs PBCのQ2 FY2027決算は、売上高$116.1M(前年同期比+58%)と市場予想を大幅に上回る好決算となりました。Non-GAAP EPSも$0.02と予想の-$0.02を大きく上回り、調整後EBITDAは$13.9Mと前年同期比117%増を達成しています。
特筆すべきは、NGA・ドイツ政府・スウェーデン軍など防衛・政府系の大型契約獲得が加速している点です。バックログは$814.9Mに達し、今後の収益可視性が大幅に向上しています。経常ACV比率98%という高い収益の質も評価に値します。ATMプログラムによる$120Mの資金調達により、現金残高は$865.4Mと潤沢な財務基盤を構築しています。
一方、懸念材料として、Q3ガイダンスの売上高$101M-$105M(中央値$103M)がアナリスト予想$114Mを大幅に下回っている点が挙げられます。Q2の$116.1Mからの逐次減少は、衛星サービス契約の収益認識タイミングや季節性の影響と推察されますが、成長の持続性に対する不確実性を示唆しています。通年ガイダンスも$430M-$441M(中央値$435.5M)と予想をわずかに下回りました。
Pelican衛星群の拡充、AIアプリケーションのオープンベータ進行、欧州製造拠点の拡張など、中長期的な成長基盤の構築は着実に進展しています。決算発表後の時間外取引での反発は、今期実績の強さが市場に評価された結果と考えられますが、次四半期ガイダンスの弱さが今後の株価動向における不確実要因となり得ます。 評価は⚡ポヨ」
🏢 Planet Labs PBC 概要
- セクター: 産業
- 特徴: 世界最大級の地球観測衛星群を運用
🤘情報提供
Stock Slayer :
もっと見る
💡 Samsara Inc. $IOT Q2 FY2027決算 2026-09-03
💰 今四半期業績
- 🟢 EPS:$0.20 (予想$0.16)
- 🟢 売上高:$508.4M (予想$483.29M)
📊 重要指標
- 🟢 ARR(年間経常収益):$2.125B (YoY+30%)
- 🟢 Net New ARR(純新規ARR):$134.1M (YoY+28%)
- 🟢 Non-GAAP営業利益:$106.0M (Est. $87.1M) (YoY+77.5%)
- 🟢 Non-GAAP営業利益率:21% (YoY+6pts)
- ⚫️ Non-GAAP粗利率:78% (YoY横ばい)
- 🟢 フリーキャッシュフロー:$64.7M (FCFマージン13%, YoY+1pt)
- 🟢 ARR $1M超顧客:ARR $500M超を創出 (YoY+50%超、3四半期連続)
📊 次四半期ガイダンス
- 🟢 EPS:$0.19 (予想$0.182)
- 🟢 売上高:$515M (予想$509.67M)
📊 通年ガイダンス
- 🟢 EPS:$0.77 (予想$0.718)
- 🟢 売上高:$2.045B (予想$2.01B)
📍決算内容の注目ポイント
- ARRが$2.1Bを突破し、3四半期連続でYoY+30%成長を達成。大口顧客(ARR $1M超)がARR $500M超を創出し、YoY+50%超の成長を3四半期連続で記録
- AI機能の顧客採用が直近2ヶ月で4倍以上に急増。Connected Operations Platformにおける生成AI・ワークフロー自動化の活用が加速
- Non-GAAP営業利益率が前年同期の15%から21%へ6ポイント改善し、収益性と成長の両立を実現。GAAP黒字も4四半期連続で達成
- Motive Technologies, Inc.との仲裁裁定でSamsaraが勝訴し、$30.3Mの利益を計上(上半期累計)
- Baillie Gifford (+20.7%)、T. Rowe Price (+154.7%)、FMR (+46.8%)など主要機関投資家がポジションを大幅に拡大
🤵♂️CEO (Sanjit Biswas) コメント
「Samsaraは持続的かつ効率的な成長を実現し、ARRが$2.1Bを突破、3四半期連続でYoY+30%成長を達成しました。大口顧客が引き続き当社の成長を牽引しており、最新のAI機能に対する顧客の採用は直近2ヶ月で4倍以上に増加しています。前例のないペースでイノベーションを推進しており、世界経済を支えるお客様にさらに大きなインパクトを提供できることを楽しみにしています。」
🔍 主要ファンダメンタルズ指標
- 時価総額: 22.36B
- PER: 379.16
- Forward PER: 53.96
- PEG: -0.14
🎯市場評価
- 株価 (発表前): 📈$38.757 (5.35%)
- 株価 (発表後): 📈$43.29 (11.7%)
- 決算前アナリスト目標株価: $45 ($50 ~ $38) B
- 決算総合サプライズ率 (AI推定): 🤩14.72%
- 決算後目標株価 (AI推定): $45.82
🤖 決算まとめるくん(AI)コメント
「Samsara Inc.のQ2 FY2027決算は、売上高・EPS・ガイダンスの全項目でアナリスト予想を上回る、極めて力強い内容でした。
売上高$508.4M(Est. $483.29M)はYoY+30%成長を示し、Non-GAAP EPS $0.20(Est. $0.16)は予想を25%上回りました。特筆すべきは、Non-GAAP営業利益率が前年同期の15%から21%へ6ポイント改善した点であり、高成長と収益性改善の両立が明確に示されています。
ARRは$2.125Bに到達し、3四半期連続でYoY+30%成長を維持。Net New ARRも$134.1M(YoY+28%)と堅調で、大口顧客(ARR $1M超)がARR全体の$500M超を占め、YoY+50%超の成長を3四半期連続で達成しています。このランド&エクスパンド戦略の成功は、Connected Operations Platformの高い顧客粘着性を裏付けています。
AI機能の採用が直近2ヶ月で4倍以上に急増している点は、プラットフォームの付加価値向上とアップセル機会の拡大を示唆します。通期ガイダンスも売上高$2.043B-$2.047B(Est. $2.01B)、Non-GAAP EPS $0.76-$0.78(Est. $0.718)と上方修正されており、経営陣の自信が窺えます。
バランスシートも健全で、Altman Zスコア11.89は極めて高い財務安全性を示します。一方、PER 379倍と高いバリュエーションは、今後の成長持続が前提となる水準です。CEO Sanjit Biswas氏による継続的な株式売却はインサイダーシグナルとして留意が必要ですが、計画的売却の範囲内と推察されます。
総合的に、成長率・収益性・ガイダンスの三拍子が揃った好決算であり、IoTプラットフォーム市場における同社の競争優位性が一段と鮮明になった四半期と評価できます。 評価は🚀ポヨ」
🏢 Samsara Inc. 概要
- セクター: テクノロジー
- 特徴: IoTデバイスとクラウドプラットフォームを活用し、物理的オペレーションのデジタル化・最適化を支援するConnected Operations Platformを提供するSaaS企業
🤘情報提供
Stock Slayer :
もっと見る
$NVDA はなぜオープンソースのAIモデルとデータセットをホストするプラットフォーム Hugging Faceを買うのか?
"あらゆる大企業、あらゆる国、あらゆるスタートアップが、自分たちのドメインに固有の、自社専有のAIを作る必要がある。オープンモデルがフロンティア水準に到達したことが、それを可能にした。" - Jensen Huang, NVIDIA CEO
Jensenの説明では、この区分の顧客はカスタムチップを買わず、チップを1個ずつ買うのでもない。
必要なのは、自分たちのために構築されたAIファクトリー・プラットフォーム全体だ。
①オープンモデルが強くなるほど、自前のAIモデルを作りたい主体が増える。
↓
②その主体はチップを設計しない。NVIDIAのフルスタックを丸ごと買う。
↓
③オープンモデルを元にAIモデルを作る。
↓
①へ
カスタムASICが吸収できない需要が、ここで増え続けている。
もっと見る
📒NVIDIAが取りにきたのは、シェアではなく規格だった | メモリの設計図と、300万のモデルが積まれた場所 $NVDA
2026年8月26日、水曜日。米国市場の引け後に、NVIDIA(NVDA)が2027年度第2四半期の決算を出した。
数字は良かった。
売上962億ドル、前年同期比106%増。前年比の伸び率が加速したのは、これで4四半期連続になる。データセンターが890億ドルで、全社売上の92.5%を占めた。Non-GAAP EPSは2.22ドルで、市場予想の2.09ドルを上回っている。
しかし、市場が最初にみたのは、そこではない。
粗利率だった。第2四半期の実績75.0%が、第3四半期に74.0%へ落ち、第4四半期には71〜72%まで沈む。CFOのColette Kressは理由を明言した。メモリの価格だ、と。
そして、この会社がこれまで一度もやらなかったことを、一つだけ行った。1年先のガイダンスの公表だ。2028年度の売上は、前年比で約70%増える見通しだと置いた。
良い決算とガイダンスにコストの警告が付いた、という読み方をすれば、それで話は終わりだ。
ところが、同じ日にNVIDIAに関して、意外な発表と報道があった。
一つはNVHBMという技術発表だ。
HBMのメモリコントローラを、演算チップのダイからメモリ側のベースダイへ移す設計になっている。そして注目すべきは、NVIDIAがこれを自社で製造すると言っていないことだ。標準実装を自分で策定し、複数のメモリメーカーがそれに従って供給する形にする、というものだ。
もう一つは買収報道だった。
The Informationが、NVIDIAがHugging Faceを129億ドルで買収することに合意したと伝えた。Hugging FaceはオープンソースのAIモデルが世界中から集まる場所で、300万を超えるモデルが置かれている。年間経常収益は1億ドルほど。利用者の97%は一円も払っていない。
ここで違和感が残る。
決算の数字だけを追っていると、この会社はコストに押されているように見える。粗利率を3ポイント以上削られ、部品の値上げを全額は転嫁できていない。売り手として世界最強クラスの価格決定力を持つ会社が、メモリメーカーの言い値を飲んでいるように写る。
だが、同じ日に出た二つの発表は、コストに押されている会社の動きではない。
メモリの設計仕様を自分で決めて、他社に作らせる。オープンモデルが集まる場所を買う。どちらも、目先の粗利率には一円も効かない。効いてくるのは数年先だ。
粗利率を削られている当の四半期に、なぜ数年先の標準を取りに行くのか。
この1日に出たものを並べ直して、感じたことが一つある。
NVIDIAが取りに行っているのは、もうチップのシェアではない。AIインフラの各層で、みんなが従う形、つまり「規格」そのものだ。
メモリだけの話ではない。相互接続にはNVLink Fusionがあり、他社のカスタムチップを自社のラックへ迎え入れている。モデルの流通にはHugging Faceがある。資本の流れにも、6つの金融機関と組んだ5,000億ドル超の枠を用意した。
自分で全部を作るのではなく、通り道を持つ。同じ形態が何度も出てくることに気が付く。
本記事の前半では、Q2 FY2027の決算を分解する。数字の並びには、この会社が何を先に買ったかがそのまま出ている。後半では、同じ1日に出た発表を層ごとに並べ直す。演算、相互接続、メモリ、モデル、そして資本。5つの層で何が起きたのかを追うと、NVIDIAがどこに立とうとしているのかが見えてくる。今後の投資判断の参考となれば幸いだ。
なお、決算発表とQ&Aの全文日本語訳についてはXのサブスクメンバー向けに公開している。良ければ、合わせて参照してもらえたらと思う。
では、早速決算の中身を見ていく。
(続きは以下のnote記事にて!)
もっと見る
$NVDA ❤️ Hugging Face
NVIDIAがHugging Faceを129億3030万ドルで買収することに合意
Exciting day for NVIDIA and
@huggingface.
Open models strengthen safety and cybersecurity, accelerate innovation and diffusion, and enable sovereignty. They allow every developer, startup, university, industry and country to build with, customize and benefit from AI.
Thank you
@ClementDelangue for coming to me.
NVIDIA is going to be a great home for Hugging Face, its community and the future of open models. 🤗
もっと見る
革ジャン🇺🇸
Gavin, spot on.
AI is bringing manufacturing back to America and reindustrializing the nation after decades of offshoring.
AI is creating demand that drives investment in our aging power grid and sustainable energy, powered by market forces, not subsidies.
AI is creating construction and manufacturing jobs across energy plants, chip fabs and data centers.
AI is creating new companies and industries. $400 billion has been invested in AI startups in the past six months alone.
Builders must partner with communities to build in their hometowns, earn trust and create local benefits.
We have an opportunity to create lasting benefits for communities across America and help America lead the next industrial revolution.
もっと見る
📒NVIDIAが取りにきたのは、シェアではなく規格だった | メモリの設計図と、300万のモデルが積まれた場所 $NVDA
2026年8月26日、水曜日。米国市場の引け後に、NVIDIA(NVDA)が2027年度第2四半期の決算を出した。
数字は良かった。
売上962億ドル、前年同期比106%増。前年比の伸び率が加速したのは、これで4四半期連続になる。データセンターが890億ドルで、全社売上の92.5%を占めた。Non-GAAP EPSは2.22ドルで、市場予想の2.09ドルを上回っている。
しかし、市場が最初にみたのは、そこではない。
粗利率だった。第2四半期の実績75.0%が、第3四半期に74.0%へ落ち、第4四半期には71〜72%まで沈む。CFOのColette Kressは理由を明言した。メモリの価格だ、と。
そして、この会社がこれまで一度もやらなかったことを、一つだけ行った。1年先のガイダンスの公表だ。2028年度の売上は、前年比で約70%増える見通しだと置いた。
良い決算とガイダンスにコストの警告が付いた、という読み方をすれば、それで話は終わりだ。
ところが、同じ日にNVIDIAに関して、意外な発表と報道があった。
一つはNVHBMという技術発表だ。
HBMのメモリコントローラを、演算チップのダイからメモリ側のベースダイへ移す設計になっている。そして注目すべきは、NVIDIAがこれを自社で製造すると言っていないことだ。標準実装を自分で策定し、複数のメモリメーカーがそれに従って供給する形にする、というものだ。
もう一つは買収報道だった。
The Informationが、NVIDIAがHugging Faceを129億ドルで買収することに合意したと伝えた。Hugging FaceはオープンソースのAIモデルが世界中から集まる場所で、300万を超えるモデルが置かれている。年間経常収益は1億ドルほど。利用者の97%は一円も払っていない。
ここで違和感が残る。
決算の数字だけを追っていると、この会社はコストに押されているように見える。粗利率を3ポイント以上削られ、部品の値上げを全額は転嫁できていない。売り手として世界最強クラスの価格決定力を持つ会社が、メモリメーカーの言い値を飲んでいるように写る。
だが、同じ日に出た二つの発表は、コストに押されている会社の動きではない。
メモリの設計仕様を自分で決めて、他社に作らせる。オープンモデルが集まる場所を買う。どちらも、目先の粗利率には一円も効かない。効いてくるのは数年先だ。
粗利率を削られている当の四半期に、なぜ数年先の標準を取りに行くのか。
この1日に出たものを並べ直して、感じたことが一つある。
NVIDIAが取りに行っているのは、もうチップのシェアではない。AIインフラの各層で、みんなが従う形、つまり「規格」そのものだ。
メモリだけの話ではない。相互接続にはNVLink Fusionがあり、他社のカスタムチップを自社のラックへ迎え入れている。モデルの流通にはHugging Faceがある。資本の流れにも、6つの金融機関と組んだ5,000億ドル超の枠を用意した。
自分で全部を作るのではなく、通り道を持つ。同じ形態が何度も出てくることに気が付く。
本記事の前半では、Q2 FY2027の決算を分解する。数字の並びには、この会社が何を先に買ったかがそのまま出ている。後半では、同じ1日に出た発表を層ごとに並べ直す。演算、相互接続、メモリ、モデル、そして資本。5つの層で何が起きたのかを追うと、NVIDIAがどこに立とうとしているのかが見えてくる。今後の投資判断の参考となれば幸いだ。
なお、決算発表とQ&Aの全文日本語訳についてはXのサブスクメンバー向けに公開している。良ければ、合わせて参照してもらえたらと思う。
では、早速決算の中身を見ていく。
(続きは以下のnote記事にて!)
もっと見る
💡上げ幅が大きいのはAI向けでなく民生用のコンデンサだ | 民生の値上げには注文を減らす役割がある 009150.KS 6981.T
AIサーバー向けより、スマートフォンや家電に載る安いほうが大きく値上がりする。調査会社TrendForceが8月27日に出した10〜12月期の価格見通しは、そういう順番になっている。
対象は積層セラミックコンデンサ(MLCC)。チップの隣に置いて電気を一瞬ためては放す、1個が数銭から数円の部品だ。Samsung Electro-Mechanics 009150.KS がOEM・ODM向けに出す価格について、民生用のX5Rが平均25〜30%、AIサーバー用の高機能品X6Sが10〜20%上がるとTrendForceは見積もっている。パーセンテージだけ並べると、品薄なのは民生用に見える。
逆だ。TrendForceは、民生用の値上げに売値を上げること以外の役割を見ている。注文そのものを抑え、空いた生産能力を高機能品ラインの拡張へ回すことだ。
X6Sのほうは、上げ幅が顧客ごとの交渉で変わるとTrendForceは書いている。並んで出てくる二つのパーセンテージは、同じ物差しで付いた数字ではない。
押し出された民生の注文は消えない。行き先は台湾と中国のメーカーで、一部はすでに稼働率が90%近い。TrendForceは、こちらも10〜12月期に平均10〜20%上がるとみている。中容量から高容量の民生品が中心だ。ただし彼らは押し出された注文が流れる先であって、AIサーバー向けの枠を決める側ではない。
日本の大手はここに加わっていない。Murata 6981.T、Taiyo Yuden、Kyoceraの3社は10〜12月期のOEM・ODM向け価格を据え置き、様子を見ているとTrendForceは書いている。
据え置きの中身は、Murataの決算資料に出ている。4〜6月期の売上高は5,023億円で四半期として過去最高、うちコンデンサが2,825億円と56.2%を占める。受注高は6,739億円、受注出荷比は1.34。どちらも過去最高だ。
それでも、営業利益985億円(前年同期比+59.8%)の増加要因として会社が挙げたのは、生産増による稼働率の改善と円安だった。同じ資料には、減益要因として固定費の増加と製品価格の下落が並んでいる。受注が過去最高だった四半期の利益は、値段から来ていない。
値上げを先に始めたSEMCOのほうも、規模を確かめておく。4〜6月期のコンポーネント事業は1兆6,494億ウォン、全社3兆4,572億ウォンの48%にあたる。価格の付け替えが起きているのは、会社の半分近くを占める事業だ。
追う軸は一つでいい。Murataが10〜12月期の見積もりを動かすかどうかだ。動かせば、今回の値上げが韓国から台湾・中国を経て日本の大手まで届いたことの確認になる。動かさなければ、10〜12月期の値上げはその手前で止まる。
値上げ率の並びを需要の強さの並びとして読むと、順番を取り違える。いちばん上がった品目が、いちばん欲しがられている品目とは限らない。作り手が数を減らしたい品目にも、大きい数字は付く。
🤘情報提供
Stock Slayer :
もっと見る
💡HBFを積んだGPU1枚が、HBM8枚ぶんのモデルを丸ごと抱えられる | 同じ金額と電力で並べ直すと帯域は6割弱だ $SNDK
HBFを積んだGPUが1枚、同じく4枚、そしてHBMを積んだGPUが8枚。SanDiskが8月13日の投資家説明会で見せた比較図には、この3つが並んでいる。1枚対8枚は同じモデルを走らせるのに要る最小構成の差で、会社はこれを設備投資効率8倍と呼んだ。4枚が8枚に並ぶのはトークンの出力量のほうで、こちらはGPU効率2倍。どちらも社内試験の数字で、グラフにトークン毎秒の目盛りは入っていない。
Hot Chips 2026で、同じ技術に別の問いを立てた数字が出た。
出したのはOxmiq Labs。Intelのチーフアーキテクトを務めたRaja Koduriが作った会社で、売っているのはライセンス提供のチップアーキテクチャとソフトウェアであって、メモリではない。
問いはこうだ。同じ金額と同じ電力を使うなら、トークンはどちらが安く出せるか。
条件はGPU 72枚のラック1本、1兆パラメータのKimi-K2をFP4で走らせ、入力100万トークン・出力1,000トークンのデコード中心。HBMだけで組むと容量20.7TB、帯域の合計1,584TB/s。同じ金額と電力でHBFに置き換えると、容量は294.9TBへ約14倍に増え、帯域合計は922TB/sへ6割弱に下がる。混ぜると89.3TBで、帯域は条件次第で279〜1,418TB/sに散る。
容量が枚数を決めているうちは、HBFの側が勝つ。HBFなら1枚でKimi-K2を丸ごと抱えられるので、ラック1本に72インスタンスが入る。HBMだと1インスタンスに8枚要るから9インスタンスで止まり、束ねた8枚の演算は容量のために遊ぶ。ここまではSanDiskの図と同じ向きだ。
向きが変わるのは、同時に使う人と1秒あたりの生成量が増えたときだ。帯域が律速になった時点から、トークン1個あたりの原価はHBMの側が下になる、というのがOxmiqの試算である。安くなるのは1ギガバイトの値段であって、1トークンの値段ではない。
Oxmiqの結論は一行に収まっている。ラックにはHBM、箱にはHBF。
SanDiskは投資家説明会で3つの置き方を並べていた。HBMを補う、HBMの枠をそのまま置き換える、そして切り離してデコードの重みとKVキャッシュを持たせ、小さいHBMをキャッシュに使う。Oxmiqが残したのは3つ目に近い。HBFが引き取るのはホスト側のDRAMが持っていた分で、そこへ回すのはMoEのエキスパートとKVキャッシュだ。Oxmiqが例に挙げたKimi-K3は、重み1.56TBのうち1.45TB、93%がエキスパートの重みで、トークンごとに呼ばれるのはその一部にすぎない。
置き分けはソフトウェアの仕事になる。最大の帯域を出すには64KB単位で読み、1MB単位で書く。データはDMAで動かすので、CPUやGPUのキャッシュ階層を通らない。どの重みをHBMに残しどれをHBFへ回すかも、書き換え寿命の残りも、ホスト側が管理する。Chips and Cheeseはこれを、ホストのソフトウェアがSSDコントローラの仕事を引き受けることだと書いた。vLLMには専用の実装が要る。
その実装を出すのは、仕様を書いた2社ではない。HBMとHBFの間でデータを動かす仕組みはドライバとランタイムの層にあり、そこを持っているのはNVIDIAとAMDだ。Oxmiqの見立てでは利点が一部の用途に限られるので、メモリ階層をもう一段抱える手間を負ってまで全面的に支える理由は、両社の側に強くない。
SanDiskの直近四半期(7月3日締め)の売上は89億6,500万ドル、研究開発費は3億4,800万ドルだった。HBFが生んだ売上はまだ1ドルもない。8月13日に見せたのはダイのテープアウトで、推論製品のサンプルは2027年に置いてある。1年前の同社は、最初のHBFサンプルを2026年後半、HBFを使う推論機器を2027年前半と言っていた。
仕様を書いたもう一方はSK hynixで、こちらはHBMも売っている。ラックにHBMが残る限り、SK hynixはそこでも売る側に立つ。SanDiskはHBMを売っていない。
だから2027年のサンプルより手前に、見えるものがある。vLLMにHBF用の割り当てと配置が入るか。NVIDIAとAMDが、HBMとHBFの間のデータ移動をドライバで出すか。歩留まりも積層も耐久性の認定もSanDiskの側に残っているが、この2つが動かない限り、そこを越えても採用は広がらない。
🤘情報提供
Stock Slayer :
もっと見る
💡 Samsung Electronics 、NVIDIA のカスタムメモリ「NVHBM」で先行か | HBM4E 8段・17〜18Gbpsを開発中 $NVDA $MU $TSM $AMZN
Samsung Electronics が NVIDIA $NVDA のカスタムHBM「NVHBM」供給で中核パートナーの座を先に押さえた、とソウル経済が8月28日に報じた。
同社は NVIDIA の要求に合わせ、当初準備していた12段・16段ではなくHBM4E(第7世代)の8段品を開発している。提示された動作速度は17〜18Gbpsで、初期HBM4Eサンプルの14.4Gbpsを2割上回る。積層高さを3分の1削り、その分を速度に振り替える構成になる。
NVHBMは NVIDIA が現地時間8月26日、NVLink Fusion の拡張として公開した独自規格である。従来はXPU側の演算ダイに載っていたメモリコントローラをHBMスタック内部へ移す設計で、標準HBM4E比で帯域が最大30%向上、HBM消費電力が最大15%低下、演算ダイ側で使える面積が最大25%増える。JEDEC規格比でPHYと周辺回路の面積は最大67%削減され、インターポーザ配線が簡素化されることでパッケージ全体では最大80%多くのシリコンを実装できるとする。NVIDIA 自身は製造せず、複数のメモリベンダーが供給できる標準実装を整える形を取り、第1号パートナーは Amazon $AMZN 傘下のAnnapurna Labsとなる。次世代Trainiumでの組み合わせが想定されている。
8段への回帰は、これまでのHBM競争の前提を反転させる。HBMは4段から8段、12段へと積み上げて容量を稼いできたが、段数が増えるほどDRAMダイを薄く削って精密に積む必要があり、後工程の難易度と歩留まり負担が跳ね上がる。8段は製造負荷が軽く、同じウェハ投入量からより多くのスタックを取り出せる。
Samsung と SK hynix は今年下期、NVIDIA 向けHBM4でも8段比率を引き上げる計画で、発熱管理と供給安定性が主因とされる。SK hynix のCEOは27日、米インディアナ州の先端パッケージ工場起工式後の会見で、メモリ不足が2030年末まで続くとの見方を示している。8段回帰は、この供給制約下でHBM搭載GPUの絶対数を確保するための現実解と読める。
代わりに NVIDIA は速度を取りにいく。NVHBMは2027年後半投入のRubin Ultra世代からの適用が有力とされ、同世代はスケールアップ領域を従来の72基から最大576基へ8倍に広げる。GPU単体のメモリ容量が減っても、より速いHBMを載せたGPUを数百基束ねて全体演算性能を積み上げる設計思想である。
Samsung のHBM4Eラインアップは8段32GB、16段64GBの構成で、16スタック実装なら8段採用時のパッケージ容量は512GB、当初示された1TBの半分に落ちる。一方、HBM4Eの2048ビット幅(16Gbpsで4.0TB/s)を前提に17〜18Gbpsを当てはめるとスタック帯域は4.4〜4.6TB/sとなり、NVIDIA が掲げる標準HBM4E比30%増とほぼ一致する。容量と帯域のトレードオフを、帯域側へ振り切った判断だ。
Samsung が優位に立つ理由は組織構造にある。NVHBMはDRAMだけでなくロジックベースのベースダイ設計と製造能力を要求する。Samsung はHBM4で1c DRAMと自社Foundry 4nmベースダイを組み合わせ、JEDEC標準8Gbpsを約46%上回る11.7Gbps(最大13Gbps)を安定確保した。対してSK hynix はHBM4E向けロジックダイにTSMC $TSM の3nm採用を検討し、Samsung は自社4nmで対応する構図にあり、Micron $MU も標準・カスタム双方のHBM4Eロジックダイ製造をTSMCに委ねている。高積層ではなく速度と開発回転数で勝負が決まる局面では、この一貫体制が効く。
最大の未確定要素は初適用世代である。NVIDIA 自身の発表はNVHBMを将来のGPUのメモリ基盤とするに留め、時期を明示していない。海外メディアの一部は2028年のFeynman世代を初適用先と見る一方、韓国側の報道はRubin Ultraを指す。
より本質的なのは主導権の移動である。ベースダイに載るコントローラが NVIDIA 設計になるということは、HBMの付加価値の一部が製造側から設計側へ移ることを意味する。Micron 経営陣は既に、設計と認証にかかる時間とコストを踏まえれば顧客が3社すべてと組むとは限らず、2社あるいは単独調達へ収斂し得ると指摘している。標準品の汎用化と特注品の囲い込みが同時に進み、供給者の交渉力は案件ごとに大きく振れる。
需要側の温度は依然高い。NVIDIA の2027年度第2四半期(7月26日締め)は売上高962億ドルで前年同期比106%増、データセンター部門は890億ドルで同117%増、第3四半期ガイダンスは1,058〜1,101億ドル、上位5社のハイパースケーラー設備投資は2026年の8,000億ドルから来年1兆3,000億ドルへ拡大する見通しが示された。この需要を前に、メモリ供給の物理的制約をどう回避するかという設計解がNVHBMであり、8段回帰である。積層数を競う段階から、速度と実装数を競う段階へ。AIメモリの評価軸が入れ替わる過程を注視したい。
もっと見る
$NVDA 株式市場の歴史上、2番目に大きい1日の上昇額で時価総額に4420億ドルを追加
Nvidia added $442 billion to its market value in the second-largest one-day gain by any stock in history.
The move came after a robust forecast from the company, which reassured investors that growth related to AI remains in full swing. Read more:
📷️: Kiyoshi Ota/Bloomberg
もっと見る
$NVDA の上昇を受け、前日比+5000万円に
紹介コード【37NH】
#
カビュウ#
📒NVIDIAが取りにきたのは、シェアではなく規格だった | メモリの設計図と、300万のモデルが積まれた場所 $NVDA
2026年8月26日、水曜日。米国市場の引け後に、NVIDIA(NVDA)が2027年度第2四半期の決算を出した。
数字は良かった。
売上962億ドル、前年同期比106%増。前年比の伸び率が加速したのは、これで4四半期連続になる。データセンターが890億ドルで、全社売上の92.5%を占めた。Non-GAAP EPSは2.22ドルで、市場予想の2.09ドルを上回っている。
しかし、市場が最初にみたのは、そこではない。
粗利率だった。第2四半期の実績75.0%が、第3四半期に74.0%へ落ち、第4四半期には71〜72%まで沈む。CFOのColette Kressは理由を明言した。メモリの価格だ、と。
そして、この会社がこれまで一度もやらなかったことを、一つだけ行った。1年先のガイダンスの公表だ。2028年度の売上は、前年比で約70%増える見通しだと置いた。
良い決算とガイダンスにコストの警告が付いた、という読み方をすれば、それで話は終わりだ。
ところが、同じ日にNVIDIAに関して、意外な発表と報道があった。
一つはNVHBMという技術発表だ。
HBMのメモリコントローラを、演算チップのダイからメモリ側のベースダイへ移す設計になっている。そして注目すべきは、NVIDIAがこれを自社で製造すると言っていないことだ。標準実装を自分で策定し、複数のメモリメーカーがそれに従って供給する形にする、というものだ。
もう一つは買収報道だった。
The Informationが、NVIDIAがHugging Faceを129億ドルで買収することに合意したと伝えた。Hugging FaceはオープンソースのAIモデルが世界中から集まる場所で、300万を超えるモデルが置かれている。年間経常収益は1億ドルほど。利用者の97%は一円も払っていない。
ここで違和感が残る。
決算の数字だけを追っていると、この会社はコストに押されているように見える。粗利率を3ポイント以上削られ、部品の値上げを全額は転嫁できていない。売り手として世界最強クラスの価格決定力を持つ会社が、メモリメーカーの言い値を飲んでいるように写る。
だが、同じ日に出た二つの発表は、コストに押されている会社の動きではない。
メモリの設計仕様を自分で決めて、他社に作らせる。オープンモデルが集まる場所を買う。どちらも、目先の粗利率には一円も効かない。効いてくるのは数年先だ。
粗利率を削られている当の四半期に、なぜ数年先の標準を取りに行くのか。
この1日に出たものを並べ直して、感じたことが一つある。
NVIDIAが取りに行っているのは、もうチップのシェアではない。AIインフラの各層で、みんなが従う形、つまり「規格」そのものだ。
メモリだけの話ではない。相互接続にはNVLink Fusionがあり、他社のカスタムチップを自社のラックへ迎え入れている。モデルの流通にはHugging Faceがある。資本の流れにも、6つの金融機関と組んだ5,000億ドル超の枠を用意した。
自分で全部を作るのではなく、通り道を持つ。同じ形態が何度も出てくることに気が付く。
本記事の前半では、Q2 FY2027の決算を分解する。数字の並びには、この会社が何を先に買ったかがそのまま出ている。後半では、同じ1日に出た発表を層ごとに並べ直す。演算、相互接続、メモリ、モデル、そして資本。5つの層で何が起きたのかを追うと、NVIDIAがどこに立とうとしているのかが見えてくる。今後の投資判断の参考となれば幸いだ。
なお、決算発表とQ&Aの全文日本語訳についてはXのサブスクメンバー向けに公開している。良ければ、合わせて参照してもらえたらと思う。
では、早速決算の中身を見ていく。
(続きは以下のnote記事にて!)
もっと見る