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Adrian Knox
@LifeBeLikeThatX
Adrian Knox’s Wise Life on X
参加 May 2020
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「売国奴」と呼びたければ、呼べばいい。 日本軍に「戦争をやめろ」と訴えた日本人女性がいました。 彼女の名前は、長谷川テル。 1912年、日本に生まれた彼女は、 奈良女子高等師範学校に通う優秀な女性でした。 そこで彼女は、エスペラントを学びます。 国や言葉を越えて、 人と人が平和に出会うことができる。 その信念が、 彼女の人生を大きく変えていきました。 1936年、彼女はエスペラントを通じて知り合った 中国人留学生、劉仁と結婚します。 当時の日本社会で、 日本人女性が中国人男性と結婚することは 決して簡単な選択ではありませんでした。 それでも彼女は選びました。 人を国籍で見ない生き方を。 そして1937年、 日中戦争が始まる直前、 彼女は夫とともに上海へ渡ります。 そこで彼女が見たものは、 日本が語っていた「聖戦」ではありませんでした。 燃える街。 壊されていく暮らし。 戦争に巻き込まれる人々。 そして、その戦争を正義だと信じ込まされていた日本兵たち。 1938年から、彼女は 武漢や重慶から日本軍に向けて ラジオ放送を始めます。 マイクの前で彼女は、 日本語で日本兵に語りかけました。 この戦争は聖戦ではない。 これは侵略戦争だ。 あなたたちの本当の敵は、 中国の人々ではない。 若い命を、 間違った戦争のために失わないでください。 どうか、生き抜いてください。 彼女の声は、 銃声よりも静かでした。 しかし日本の軍部にとっては、 銃よりも恐ろしい声でした。 なぜならその声は、 中国人の声ではなく、 日本人の声だったからです。 日本の軍部とメディアは、 彼女を裏切り者のように攻撃しました。 しかし彼女は、 祖国を憎んでいたのではありません。 祖国が軍国主義に飲み込まれ、 若者たちが加害者にも被害者にもなっていく現実に 耐えられなかったのです。 本当に国を愛するとは、 国が間違った道へ進む時に 黙って拍手することではありません。 間違っているものを、 間違っていると言うことです。 長谷川テル。 彼女は日本人でした。 しかし彼女が立った場所は、 帝国の側ではなく、 人間の側でした。
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