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祖川@BizOps協会(テイクアステップ/AnityA)
@Shisoji
事業会社に"中の人"として入り、IT・DX・BizOpsの構想から実行・推進までやり切ります。提言で終わらせないインハウス型推進が流儀。採用・育成・評価設計も。BizOps協会 代表理事/成長企業出身/株式会社テイクアステップ代表。
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以前、FDEについて「やったことがない人が語りすぎでは」と書いた。 今回はその続きで、こちらは前向きな話。 結論から言う。 FDEは外から買うものではなく、社内のBizOpsがなるものだと思っている。 それも、ClaudeやOpenAIといった特定のSaaSに依存しない形で。 FDEの求人票を要約するとこうなる。 「現場に入り込み、課題を見つけ、システムを繋ぎ、AIを実装し、定着させ、自社プロダクトに還元する」 この一行の後半にひっかかる。「自社プロダクトに還元する」。 外部FDEの還流先は、顧客ではなくFDEの雇い主のプロダクトだ。 顧客の課題解決と自社プロダクトの強化は、たいてい一致する。ただ、一致しない瞬間が必ず来る。そのとき外部FDEがどちらを選ぶかは、構造上決まっている。 社内BizOpsは違う。還流先が「自社の社内業務OS」しかない。 課題を見つけて、繋いで、定着させて、その知見を次の業務設計に戻す。この循環がそのまま自社の資産になる。還元先を選ぶ葛藤が、そもそも存在しない。 しかも、BizOpsはFDEの仕事の前半をすでにやっている。 ・部署ごとに言っていることが違う、を毎日聞いている ・「前に一度やって失敗した」記憶を知っている(当事者だったりもする) ・組織図に描かれていない本当の意思決定線を知っている ・動くものを出しても使われない、を何度も経験している 前回、FDEに必要なのは 技術力 × 業務理解 × 組織の力学 × 嫌われる能力 × 言語化 × 諦めない精神 と書いた。 BizOpsはこのうち4つを持っている。足りないのは「技術」と、それを使って「AIを実装する」部分だけ。 そしてこの足りない部分のハードルは、この1年で激減した。 Claude Codeでも何でもいい。業務を言語化できる人間が、そのまま実装まで届く距離になった。コードが書けないから、と止まっていた壁がほぼ消えている。 ただし、ここで一つだけ条件をつけたい。 最初は構わないが、最終的に特定のAIに依存した形で作り上げていくこと。 理由は単純で、AIモデルは半年で入れ替わる。価格も変わる。APIも変わる。 今日のベストが来年もベストである保証はどこにもない。 例えば特定SaaSの機能に業務を合わせて作ると、そのSaaSが変わった瞬間に業務ごと巻き込まれる。SFA導入で散々見てきた光景がAIで再現されるだけとなとなる。 では何に依存すべきか? 自社の業務そのものの言語化に依存すべきだと思う。 ・この業務は何を入力に、何を判断して、何を出すのか ・判断基準は何か。例外はどこで、誰が決めるのか ・どのデータがどこにあり、何と繋がっているのか これをテキストとして書き切った会社は、裏側のモデルが何であろうと動く。 プロンプトもスキルもMCPの設計も、自社に残る。モデルは差し替え可能な部品として扱えばいい。 逆にこの言語化ができていない会社は、どんな優秀なFDEを外から呼んでも、還流先がないので定着しない。 要するにこういうことだと思う。 FDEを外から雇うと、知見はFDEの会社に還流する。 社内BizOpsをFDE化すると、知見は自社に還流する。 どちらが早くて、安くて、残るかは明らかではないだろうか。 前回「FDEは職種ではなく結果だ」と書いた。 「あの人がいたから、あのプロジェクトは死ななかった」の、あの人。 それは今、社内で一番業務を知っていて、一番組織に嫌われる覚悟があって、一番諦めが悪い人だ。 多分、BizOpsをやっているあなたであって欲しいと切に願う。 #BizOps#
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