市場はもう「次にどの中央銀行が利上げするか」ではなく、「どの国の財政が先に耐えられなくなるか」を見始めている。
この指摘はかなり重要だと思います。これまで長期金利の上昇は、インフレや中央銀行の利上げ観測で説明されてきました。
しかし今動いているのは、もっと長い年限の金利です。
つまり市場は、目先の政策金利ではなく、将来にわたってその国の国債を持つリスクを再評価し始めているのです。
特に直近で厳しく見られているのが日本、英国、フランス、イタリアです。
共通するのは、債務が大きく、財政再建が政治的に難しく、国債市場への信認が揺らぎやすいことです。
原油高や米金利上昇はきっかけに過ぎません。
本当に問題なのは、コロナ後も危機時のような財政支出を続け、借金が膨らんだままになっていることです。
火種が多すぎる家では、どの火花が原因かを議論しても意味がない。問題は燃えやすい状態そのものです。
日本にとってこれは特に重い警告です。日銀が金利を抑えても、円安という形でひずみが出る。
金利を上げれば、国債費、金融機関、住宅ローン、企業借入に痛みが出る。
市場はすでに、財政規律のない国から順番に高い金利を要求し始めているのだと思います。
紙幣の価値は加速して落ちていきます。紙幣価値下落から守る資産構成にしないと本当に危ういタイミングになりましたね。
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