【レポート公開】データドリブン人事の盲点:分析結果の過信と誤解を避けるために(セミナーレポート)
ビジネスリサーチラボは、2026年4月にセミナー「データドリブン人事の盲点:分析結果の過信と誤解を避けるために」を開催しました。
人事の現場でも、データに基づいて判断することが少しずつ浸透してきています。しかし、アンケートの平均点の差やグラフの見た目だけで「効果があった」「変化した」と結論づけてしまってはいないでしょうか。統計的な手続きを経ない単純な集計結果を過信することには、リスクが潜んでいます。
本セミナーでは、データ分析における「第一種過誤」と「第二種過誤」について解説しました。これは、実際には効果がない施策を「効果がある」と誤って判断してしまうケースと、逆に、本当は効果があるにもかかわらず、分析の結果として「効果なし」と見なされてしまうケースを指します。いずれも単なる誤認識にとどまらず、組織の資源を無駄にし、従業員の機会や評価の公平性を損なう要因となり得ます。
講演では、データの数(サンプルサイズ)がなぜ重要なのか、得られた結果が偶然のばらつきによって生じた可能性をどう考えるか、といった考え方を整理しました。表面的な数値の大小のみに依拠せず、その結果が統計的に意味のあるものかどうかを慎重に見極め、より精度の高い意思決定を行うための視点を提供しました。
※本レポートはセミナーの内容を基に編集・再構成したものです。
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【登壇予定】代表取締役の伊達が「人財会議カンファレンス2026」(宣伝会議社)に登壇します
株式会社ビジネスリサーチラボ 代表取締役 伊達洋駆は、2026年7月29日(水)に開催される「人財会議カンファレンス2026」(主催:株式会社宣伝会議)に登壇します。
伊達は「人的資本経営の進め方〜人・組織の未来像の描き方とデータ活用のポイント〜」をテーマに講演します。
本講演では、人的資本情報の開示やデータ活用を、単なる情報発信にとどめず、組織の変化につなげるための考え方を取り上げます。事業特性や戦略に基づいて「人・組織の未来像」を描き、そこから必要なデータを選び活用するポイントを解説します。
【開催概要】
日時:2026年7月29日(水)13:00-15:50
会場:宣伝会議セミナールーム
参加費:無料(※事前登録制)
▼詳細・お申込み|株式会社宣伝会議
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【レポート公開】AI導入と人間心理の現在地:最新研究に見る、従業員の行動変容と倫理観への影響(セミナーレポート)
ビジネスリサーチラボは、2026年4月にセミナー「AI導入と人間心理の現在地:最新研究に見る、従業員の行動変容と倫理観への影響」を開催しました。
業務におけるAIの活用が進むなか、効率化やコスト削減に注目が集まっています。しかし、実際に現場で働く人々の心や行動には、より複雑で人間的な変化が起きています。本セミナーでは、最新の研究知見をもとに、新しい技術が従業員の心理にどのような影響を与えているのかを解説しました。
講演では、AIという道具を手にしたとき、成果を伸ばせる人とそうでない人の間にどのような違いがあるのか、その要因について触れました。高度な技術との作業が日常化することで、職場の人間関係や仕事への向き合い方がどう変化していくのか、見過ごされがちな心理的側面にも光を当てています。また、AIを利用している事実の伝え方が信頼関係に及ぼす影響についても取り上げ、その背景にある心理を読み解きました。
これらの分析を通じて、働く人が精神的な健康を保ちながら、技術と協調して能力を発揮できる環境づくりのヒントを提供しています。技術の導入だけでなく、人間を中心に据えた持続可能な組織のあり方を検討されている方にとって、有益な判断材料となるはずです。
※本レポートはセミナーの内容を基に編集・再構成したものです。
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【レポート公開】不透明な状況を突破する「政治的スキル」:周囲の協力を集める技術(セミナーレポート)
ビジネスリサーチラボは、2026年4月にセミナー「不透明な状況を突破する『政治的スキル』:周囲の協力を集める技術」を開催しました。
真面目に仕事に取り組んでいるのに、思うような成果につながらない人がいる一方で、周囲の協力を自然と得て、大きな仕事を成し遂げていく人もいます。この違いはどこから生まれるのでしょうか。個人の才能や努力だけで説明がつかないこの現象を解き明かすのが、「政治的スキル」です。
政治的スキルという言葉を聞くと、社内での駆け引きや、個人的な利益を優先するような行動をイメージされるかもしれません。しかし、研究における定義は異なります。それは、職場の状況や相手の感情を正しく理解し、その場にふさわしい行動をとることで、周囲からの信頼を集める力のことです。要するに、組織の中で人と人が円滑に関わり合い、目標を達成するために欠かせない対人能力と言えます。
本セミナーでは、政治的スキルがなぜ重要なのかを解説しました。能力が高いだけではうまくいかない場面で、政治的スキルがどのように働き、周囲の評価や協力につながっていくのかをお伝えしました。また、仕事のプレッシャーや人間関係の悩みが多い職場環境において、政治的スキルがいかに働く人の心を守り、意欲を維持する助けになるのかについても触れました。
働く人が持つ本来の力を発揮し、組織全体が成長していくために、政治的スキルをどのように理解し、活かしていけばよいのか。明日からの組織づくりに役立つ視点をお持ち帰りいただける内容です。
※本レポートはセミナーの内容を基に編集・再構成したものです。
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【コラム公開】研究から読み解く組織変革:新刊出版記念コラム
この度、『世界の研究者はマネジメントをどう分析しているのか』(労務行政)という書籍を出版しました。本書の出版を記念して、組織運営の現場で発生する事象について、学術研究の知見を交えながら考察するコラムをお届けします。現代の企業経営において、新しい価値を創出する取り組みや、これまでの事業構造を見直す変革は、企業が持続的に成長し続けるための要件として認識されています。多くの企業が多様な人材を採用し、新しい意見を積極的に取り入れようと試みています。
しかし、実際の職場の状況を観察すると、これまでにない新しい取り組みや独自の考え方が提案された際、既存の規則や人数の多い側の意見によって却下されてしまう事例が発生しています。多様な意見が重要であると認識されているにもかかわらず、実際には組織の秩序を乱す存在として扱われ、新しい取り組みの初期段階で進行が停止してしまうのはなぜなのでしょうか。
本コラムでは、組織を変化させようと試みる人数の少ない側の存在や、定められた業務手順を越えて行動しようとする存在に焦点を当てます。人間の心理や組織内部の力学という観点から、彼ら彼女らが組織全体に影響を与えていく過程を検討します。そして、書籍の中では十分に言及できなかった、これら独自の考え方をいかに組織全体の推進力へと転換し、実際の業務過程に定着させていくかという管理手法について考察していきます。
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【レポート公開】因果関係に迫るデータ解析:反事実モデルで紐解く人事施策の効果(セミナーレポート)
ビジネスリサーチラボは、2025年10月に「因果関係に迫るデータ解析:反事実モデルで紐解く人事施策の効果」を開催しました。
「リモートワークの導入は、従業員の生産性を本当に上げたのだろうか」
「鳴り物入りで導入した研修だが、従業員の業績向上に繋がったと確信が持てない」
人事・組織開発の現場では、こうした施策の効果測定に関する悩みが絶えません。従業員の成長や組織の活性化を目指して時間とコストをかけて施策を導入するものの、それが期待した通りの成果を生んでいるのか、確信を持って語るのは容易ではありません。
施策の効果を確かめる最もシンプルな方法は、施策を受けた従業員と受けなかった従業員の結果を比較することです。しかし、小規模のトライアルで有効だったプログラムが、いざ全社展開すると効果が見られない──そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
その背景には、「もともと意欲の高い従業員が自発的に研修へ参加していた(セレクションバイアス)」あるいは「トライアル部署に新しい取り組みに積極的なメンバーが多かった」といった施策以外の要因が影響し、分析結果を誤って解釈していた可能性があります。データ分析において悩みの種となるこの問題の核心は、施策がもたらした真の効果と、こうしたバイアスとが混ざり合ってしまっている点にあります。
本セミナーでは、この課題を乗り越えるための分析アプローチとして、統計学における因果推論の枠組み「ルービン因果モデル(Rubin Causal Model: RCM)」を土台とする傾向スコアの分析について解説しました。施策を「導入して終わり」にせず、その効果を科学的に検証し、次の意思決定へと繋げる──そのための視点をお伝えしています。
※本レポートはセミナーの内容を基に編集・再構成したものです。
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【登壇予定】「バックオフィスDXPO東京'26夏」(ブティックス社主催)にフェローの小田切が登壇します
株式会社ビジネスリサーチラボ フェロー 小田切岳士は、2026年8月18日に開催される「バックオフィスDXPO東京'26夏」(主催:ブティックス株式会社)に登壇します。
小田切は、8/18(火)15:15~16:00 に行われる「協働とイノベーションを生むオフィス空間デザイン ~場が組織パフォーマンスに与える影響とは~」と題したセミナーに登壇します。
【開催概要】
・会 期:2026年8月18日(火)・19日(水)
・会 場:東京ビッグサイト 西1・2・3ホール
・受講料:無料(事前申込制)
▼セミナープログラム一覧・受講申込
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【コラム公開】人事担当者のための心理アセスメント入門:「測る」ことの仕組みと可能性
採用、配置、育成、組織開発。人事業務の中核には、「人」が存在します。「人」を深く理解しようとするとき、私たちは「その人の心は、どのような姿をしているのだろうか」という非常に難しい問いに直面します。個人の持つ潜在的な能力、仕事への価値観、コミュニケーションのスタイル、ストレスへの対処法といった、目には見えない内面的な特性を、いかにして客観的に公平に理解するか。
この課題に対するアプローチの一つとして、心理学的な知見に基づいて開発された「アセスメントツール(心理尺度)」が活用されています。これらのツールは、人の特性を数値や類型で可視化し、客観的な意思決定を支援するものとして、多くの組織で導入が進んでいます。
しかし、その一方で、少なからぬ人事担当者が、利用者として素朴な疑問や懸念を抱いているのも事実です。「本当に、いくつかの質問に答えるだけで、その人の複雑な内面がわかるのだろうか」「この結果を、どこまで信じて良いのだろうか」「もし、このツールが間違っていたら・・・」。
この感覚は、決して非専門的だからというわけではありません。それは人の心を扱うことの重さを知る、誠実で責任感ある立場だからこそ生まれる健全な問いかけです。本コラムの目的は、こうしたアセスメントツールへの疑問や不安を「解消」することや、一方的にその正しさを解説することではありません。人事という実務の最前線で「人」と向き合う皆さんと共に、アセスメントという「ものさし」の仕組みと、その可能性、限界について改めて考えていく機会を提供することにあります。
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【申込受付中】「その調査データは本当に正確か:人事データの信頼性・妥当性」を開催します
株式会社ビジネスリサーチラボは、2026年7月30日にオンラインセミナー「その調査データは本当に正確か:人事データの信頼性・妥当性」を開催します。
職場の状況や従業員の考えを把握するために、組織サーベイや適性検査を実施することは多くの企業で行われています。
集まったデータは、働きやすい環境づくりや育成の計画などに役立てられています。
しかし、そのデータは本当に知りたいことを正確に測れているでしょうか。
例えば、意欲を知りたいのに全く関係ない要素を質問してしまったり、同じ人に数日おいて同じ質問をしたときに結果が大きく変わってしまったりすると、そのデータを基にした取り組みはうまくいきません。
有名な調査ツールを使っているからといって、内容を確認せずに信じてしまうのはリスクがあります。
調査データが「本当に測りたいものを測れているか」「結果が安定しているか」を確認するための基準として、「妥当性」と「信頼性」という考え方があります。
専門用語なので難しく感じるかもしれませんが、日常の業務でアンケートを作成したり、分析ツールを選んだりする際に役立つ実用的な知識です。
本セミナーでは、この妥当性と信頼性の基本について解説します。
自社で集めているデータが本当に役立つものかをご自身で見極め、より正確な情報を集める方法を学ぶことができます。
【開催概要】
日 時:2026年7月30日(木)14:00-15:00
開催方法:Zoomウェビナー
定 員:200名(先着順)
参加費 :無料
登壇者 :伊達 洋駆(株式会社ビジネスリサーチラボ 代表取締役)
詳細・お申込み:
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【コラム公開】書籍出版を機に考える:新入社員・異動者が職場で孤立するのはなぜか
『世界の研究者はマネジメントをどう分析しているのか』(労務行政)を上梓しました。出版を記念した本コラムでは、組織マネジメントや人材管理の現場で担当者が直面する課題について、学術研究の知見をもとに解説しています。
春や秋の定期的な異動、中途採用の実施など、新たなメンバーを既存の職場に迎える機会は定期的に訪れます。しかし、新しい環境への適応は、加わる本人にとっても、受け入れる側の組織にとっても、決して容易なことではありません。良かれと思って組織の慣習に合わせようとするあまり、本人が精神的に疲弊してしまう事態が発生しています。知らず知らずのうちに職場で意図的な排除が発生し、特定の従業員が孤立を深めてしまうケースもあります。
今回は、従業員が組織に馴染もうとする過程で生じる心理メカニズムや、職場で発生する排除の実態に焦点を当てます。
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【コラム公開】階層的重回帰分析:要因の寄与度を段階的に検討する
社員のパフォーマンスや満足度、離職率といったテーマを分析する際に、統計的手法の活用は有用です。しかし「どの要因がどれだけ関連しているのか」を把握するには、単純集計や相関分析だけでは不十分です。
階層的重回帰分析は、人事データの分析において活用可能な統計手法の一つです。この手法を使うことで、例えば社員の評価スコアに対して「個人の属性」「業務の特性」「職場環境」といった複数の要因群が、それぞれどの程度寄与しているかを段階的に明らかにできます。
人事実務では「あの施策は本当に効果があったのか」「どこに投資すれば最も改善が期待できるのか」といった疑問に直面することもあるでしょう。階層的重回帰分析は、こうした疑問に対して根拠を持った答えを提供してくれます。
この手法の優れた点は、要因を段階的に投入していくプロセスそのものが、人事施策の論理的な順序と合致し得ることです。例えば、個人の基本的な属性を考慮し、次に業務の量や質を加え、さらに組織環境や制度の影響を検討するといった流れは、直感的に理解しやすい構造になります。本コラムでは、この手法の考え方から分析手順まで、人事データの文脈に即して説明していきます。
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