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映画犀
@cinerhinoceros
鑑賞した映画のレビュー文を公開しています。ネタバレがイヤな方はご注意ください。
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#ユースフルゴースト# 死者が憑依した機械が咳込んで埃を撒き散らし、掃除機がノズルで人間を愛撫し、家電同士が格闘する。奇天烈な表現の連続で観客を引き込みつつ、その裏に実は重厚な政治的メッセージが込められているという、異彩を放つ珍作。
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#チルド# コンビニという空間では、商品も店員も客も、定められたルールとシステムの中で淡々と動き続ける。本作はそんな日常の風景に組み込まれたシステムそのものに恐怖の源を見出し、「生きているとは何か」という不穏な問いを突きつけてくる。
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#四月の余白# 元半グレで元受刑者という過去を背負いながら、子供を預かる更生施設を運営する西健吾。体罰も辞さない指導方針で批判を浴びながらも若者の更生に尽力していた。ある日、暴力事件を繰り返す少年・海斗が入所。西は「人は変われる」と海斗を救おうとするが…。
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#トロフィー# 在日コリアン4世のソヒは日本人の友人とBTSのライブへ行く費用を稼ぐため、フリマサイトで不用品を売り始める。父が北朝鮮から持ち帰ったCDが思いがけず高値で売れたことに味を占め、今度は父が祖国から授かった勲章まで勝手に売却してしまい…。
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#トイストーリー5# デジタルデバイスとおもちゃが対立するという現代的なテーマを取り入れながらも、決してテクノロジーを敵として描くわけではない。持ち主の幸せを願うおもちゃたちの変わらぬ使命と、「遊び」の意味を改めて問い直す、シリーズらしい優しさに満ちた冒険譚。
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#風のマジム# サトウキビが原料のラム酒が沖縄では造られていないことを知った主人公が“純沖縄産のラム酒”を造るという企画で社内ベンチャーに応募する。地方創生やものづくりというテーマを背景に、小さなアイデアが多くの人を巻き込み、形となっていく紆余曲折を描き出す。
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#急に具合が悪くなる# パリ郊外の介護施設を舞台に、理想と現実の狭間で葛藤する施設長と、1人の日本人舞台演出家の出会いから始まる物語。主要登場人物たちが放つ圧倒的な存在感と、静かな没入感に身を委ねられる作品。
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#シンシンアンドザマウス# 最愛の母を亡くし、深い喪失感を抱える主人公。台北の地で出会った青年と共に過ごす穏やかな時間が、止まった心を少しだけ前へ進ませる。端正な画作りと静かな演出が余情を醸し出し、その美しい映像と繊細な空気感に身を委ねていたくなる一本。
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#スーパーガール# 正義の味方の高潔なイメージからは程遠く、酒浸りの自堕落な日々を過ごし、他者との関わりを避けるように生きている。そんな退廃的でアンチヒーロー然とした主人公が、理不尽な暴力に立ち向かう一人の少女と出会い、少しずつ変わっていく姿を描き出す。
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#君は映画# 映画を観る時、私たちはスクリーンの向こうにある世界を「作り物」として眺めている。しかし、その世界の住人たちもまた、自分たちの現実を疑うことなく生きているのだとしたら…。私たちが生きるこの世界さえ、誰かにとっての一本の映画だったとしたら…。
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#Michael/マイケル# バブルスくんはCGではなく本物のチンパンジーでやってほしかった。
#FUJIKO# 遺伝子に刻まれたロックな反骨精神を武器に人生をドライブする富士子。「結婚して家庭に入ることこそ女の幸せ」という因習的な圧力に抗い、自立の道を歩む彼女の姿は、富士山のように誰にも寄りかからず、堂々とそびえ立つ気高さを放っていた。
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#シラート# 娘を探すロードムービーとして始まりながら、やがて喪失と共に生きる人間の姿を描く寓話へと変貌していく。先の見えない人生そのもののように予測不能で、一切の救いを拒むようでいて不思議な生命力に満ちている。砂漠とテクノが生み出す圧倒的な映像体験。
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#どうしようもない10人# キリスト教の「最後の晩餐」をバイオレンスにオマージュし、全員が欲望むき出しの“ユダ”となって裏切り、騙し合う。荒廃した近未来の日本を舞台に巨万の富をめぐる10人の殺し屋たちの争奪戦を描いた群像劇。
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#箱の中の羊# 愛する者を失った悲しみは、どこまで埋めることができるのか。そしてAIがその喪失の代替となり得るのか。物語は、近未来を舞台にしながらもテクノロジーそのものではなく「喪失」や「家族」という是枝裕和監督が一貫して描いてきたテーマへと眼差しを向ける。
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#ひつじ探偵団# タイトルの通り、ある事件に出くわした羊たちが探偵さながらに真相究明へ乗り出すという奇抜な設定の本作は、動物を主人公に据えたコメディ要素の強い内容でありながら、人間社会の欲望や“死”、“喪失”といった重いテーマも内包した異色のミステリーだ。
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#シンプル・アクシデント/偶然# 人間としての倫理的一線を越えるべきか否か、葛藤を抱えながらも復讐へと突き進む男の泥臭い姿が、人間味あふれる可笑しみを交えて描き出される。
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#廃用身# 超高齢化社会と慢性的な人手不足を背景に、善意から始まった革新的な試みが、やがて異様な事態へと変貌していく。理想と現実、倫理と合理性、その狭間で追い詰められていく人間の姿を生々しく描き出した怪作だ。
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#スマッシング・マシーン# 総合格闘技黎明期を舞台に「霊長類ヒト科最強」と呼ばれた実在の格闘家マーク・ケアーの栄光と挫折を描く本作は、単なるスポーツ伝記映画ではない。勝利への重圧に囚われ壊れていく男の孤独と再生を映し出した人間ドラマである。
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#イマジナリーライン# 日本人と外国人を隔てる目に見えない境界線。入管職員が「制度」を盾に引く線。当たり前だと思っているその境界は、厳然とあるようでいて、実は脆く曖昧なものではないか。入管制度の実態に切り込み、そこに横たわる不条理を突く一作。
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