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フリート横田
@fleetyokota
文筆家。作家。ルポ、エッセイ。新刊「新宿をつくった男」(毎日新聞出版)。他に「横丁の戦後史」(中央公論)、「盛り場で生きる」(毎日新聞出版)など。文藝春秋「文春オンライン」、講談社「現代ビジネス」、さんたつ(散歩の達人)、東京新聞「私の東京物語」、など。編集会社代表。著書→ ご依頼は会社へ↓
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これは驚いたな。『ゆきゆきて、神軍』がYouTubeで無料公開。奥崎はあの車といい、暴力といい、常軌を逸している人物なのだが、元兵士たちに迫る一つ一つの発言は否定できない真っ当さを持っている。ナレーションや字幕の説明などもほとんどない。奥崎の執拗な追及ばかりが映し出される。だんだん、「おかしな暴力男」の奥崎のほうがまともで、沈黙して、平静を装って生活している老いた元兵士たちや、周囲の我々のほうがおかしいのでは、と思わせる。ニューギニア戦線は「死んでも帰れぬニューギニア」と言われ、太平洋戦争でも特に死亡率が高く、9割の将兵が亡くなっている。ふつうの取材では絶対に話されることがない、終戦後の私刑同然の処刑、人肉食が、奥崎の暴力をも辞さない追及で暴かれていく。くれぐれも、奇矯なおじさんの奇矯さを消費するだけの見方はしないほうがいい。戦後80年を越えて、今YouTubeが無料公開したことは意義があると思う。
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「日本では稀有な哲学ある宰相」、まさに。この堂々たる演説を聞いて欲しい。勉強しているし、言葉も、魂も持っているよ。仲間の議員が沖縄の歴史を捻じ曲げた発言をしたとき、すぐさま宰相でありながらひめゆりの塔へ行ったときは、これぞ政治家だと思った。 広島の平和記念式典で、「太き骨は先生ならむ そのそばに小さき頭の骨あつまれり」の短歌を引用してしめくくったときは、この人には、歴史を真摯に学ぶ姿勢も、言葉も、魂もあると実感した。なのに、ひきずり降ろされた。そして今、不勉強なのに勇ましさだけは一丁前の人たちがまた前に出てきた。
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元ひめゆり学徒隊だった女性は、戦後長く音楽教師をしていて、とても上品な語り口で、沖縄戦を振り返るときも、悲しみの目ではありながら、静かに語る方だった。しかし、日本軍の話になった途端、怒りと涙の合わさった目で語り出した。「父は、日本軍に協力していたのに、スパイと疑われて殺された」。沖縄方言を使ったり、吃音があったりするだけで大勢の人が殺された。同じ日本人なのに、自分達と違う人々と決めつけた途端、見下げて、疑う。そして情け容赦ない処断を下す。根拠のない非論理的思考で、他者を疑う。残虐な日本兵は、いまもいないだろうか。すぐに他国のスパイを疑う人が。
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8割の人が、女性天皇でいいと言っているのに、今国会中に、養子をとらせて男系男子の天皇にしようとしてる。このタイミングで、「国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでいます」と陛下が言うのは、かなり踏み込んでるよな。雅子様を守った会見を思い出した。やるときはやる陛下。
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