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恥じらい祭り2026年夏# #
集えエルフスキー#
『お前たち……』
「はい!!」
『今回は、ずいぶん落ち着いた色合いだな』
「大人可愛いアリスです!!」
『またアリスなのか?』
「前回、大変好評でしたので!!」
『縞々の靴下を履かされた、あの衣装だな』
「はい!!」
「水色のアリスには、明るく可憐な魅力がありました!!」
「ですが先生は、大人の女性らしい服も欲しいとおっしゃっていました!!」
『ようやく、その希望を思い出したか』
「そこで今回は!!」
「評判の良かったアリス衣装を基礎に!!」
「色を黒へ寄せ!!」
「装飾を少し抑え!!」
「夜のお茶会にも似合う、大人可愛い装いへ再構築しました!!」
『……説明だけ聞くと、かなり真面目に考えているな』
「もちろんです!!」
「黒を基調にしているので、落ち着きがあります!!」
「白いフリルで、アリスらしい可愛さも残しています!!」
「そして縞々の靴下が、前回とのつながりを示しています!!」
『その縞々は、どうしても残したかったんだな?』
「物語の継承です!!」
『お前たちは靴下ひとつに、ずいぶん大きなものを背負わせるな……』
「でも先生、とてもお似合いです!!」
「可愛いのに甘すぎません!!」
「大人っぽいのに近寄りがたくありません!!」
「少し気だるそうに座っているところも、たいへん魅力的です!!」
『気だるいのではない。この姿勢を指定されたんだ』
「完成度を高めるためです!!」
『普通に立っていては駄目なのか?』
「先生」
『なんだ』
「不思議の国へは、普通に立っていては落ちません!!」
『理屈が分からん』
「柔らかなクッションへ身を預け!」
「片膝を立て!」
「こちらを少しだけ見下ろす!」
「それで“大人のアリス”が完成します!!」
『アリスというより、女王の側ではないか?』
「それも狙いです!!」
『混ぜたな?』
「アリスの可愛さと!」
「女王の気品と!」
「先生の格好よさを!」
「一着へまとめました!!」
『また属性を積み始めたな……』
「さらに、こちらをご覧ください!!」
『これは……焼き菓子か?』
「お茶会用です!!」
『衣装だけでは終わらなかったか』
「大人のアリスですから!!」
「騒がしく走り回るのではなく!」
「香りのよい紅茶と焼き菓子を楽しみます!!」
『それは少し良いな』
「先生が食いつきました!!」
『焼き菓子の話だからな』
「一口ずつ上品に召し上がってください!!」
『食べ方まで指定するのか?』
「衣装に合わせてです!!」
『先生は好きなように食べるぞ』
「では、先生らしく美味しそうにお願いします!!」
『それなら任せなさい』
「急に自信が出ました!!」
『食べることについては、妙な演技をする必要がないからな』
「先生、こちらのスコーンには果物のジャムがあります!!」
『ほう』
「こちらは蜂蜜です!!」
『いいな』
「こちらには濃厚なクリームも!!」
『全部試そう』
「完全にお茶会へ気持ちが移っています!!」
『そもそも、お茶会の服なんだろう?』
「はい!!」
「そして先生が美味しいものを召し上がれば、笑顔になります!!」
「その笑顔まで含めて、今回の大人可愛いアリスです!!」
『……なるほど。今回は服だけでなく、先生が楽しむところまで考えたわけか』
「その通りです!!」
『それなら、悪くないな』
「やったー!!」
「先生から高評価です!!」
「大人可愛い路線、大成功です!!」
『ただし』
「はい?」
『なぜ胸元に、こんな大きなスペードがあるんだ?』
「不思議の国らしさです!!」
『それだけか?』
「それだけです!!」
『本当に?』
「……大人っぽさを示す、勝負の一枚でもあります!!」
『何と勝負するつもりだ!?』
「先生の可愛さが、どこまで大人っぽく進化できるかです!!」
『先生を使って研究するな』
「ご安心ください!!」
『何がだ』
「今回の結論は、すでに出ています!!」
『聞いておこう』
「ヴェルナ先生は、可愛いアリスも似合います!!」
「大人のアリスも似合います!!」
「つまり、どちらも正解です!!」
『最初から答えが決まっていたのではないか?』
「エルフ女学園生徒一同、責任をもって保証いたします!!」
『では、その責任をもって紅茶を淹れなさい。焼き菓子が冷める前にな』
「はい!!」
「先生、どれから食べますか?」
『全部少しずつだ』
「大人の選択です!!」
『ただの食いしん坊だ!!』