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初版道
@signbonbon
引退した日本近代文学初版本の元コレクターが、古本と史実に基づく近代作家関連の話を中心につぶやきます。
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太宰治の次女の作家津島佑子さんは、昔お会いした時「父は文学史の中の人です」と語り、好きな作品は『黄金風景』と即答されました。今日、長女の園子さんも旅立たれ、今ごろ太宰は妻と子ども3人と72年ぶりに揃って、海に石の投げっこをして笑い興じているかもしれませんね。『黄金風景』のように。
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これで印刷ミスではないのだから驚きます。内田百閒の第一創作集『冥途』の初版本(大正11年、稲門堂書店)です。この本はノンブルがないので、落丁や乱丁の確認も大変。ちなみに、本書は関東大震災で紙型が焼失し、初版限りで増刷されませんでした。あれこれ怪奇幻想文学に相応しい話ではあります。
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ドクロは魔除けになるとも言われるので、これらの画像が皆さんのお守りになることを願います。
夢野久作『ドグラ・マグラ』(昭和10年、松柏館)の初版本です。この「幻魔怪奇探偵小説」を初めて読んだのは高校生の時。何度読み返しても内容を理解したとは言い難く、それゆえ常に新鮮さを失わない不思議な作品だと思います。初版函付の美本は近年あまり見なくなりました。
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もし芥川龍之介があと10年生きていたら、作家としての太宰治は、そして彼の人生はどうなっていたでしょうか。芥川賞を目指すことなく、第一小説集のタイトルも『晩年』ではなかった気がします。『斜陽』も『人間失格』も生まれないのは困るけれど、太宰に芥川と話をさせてあげたかったなあと思います。
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尾崎紅葉の葬列で位牌を持つ泉鏡花。画像では恐らく初めての紹介だと思います。紅葉の壮健時・入院中・退院後・往生・解剖・葬式の写真を掲載した私家版『阿免乃安渡』より。見返しに巌谷小波が句を記した本も複数ありますが、近年滅多に見なくなりました。俯き歩く鏡花の姿が実に印象的ですね。
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真田幸治編『小村雪岱挿絵集2 ─都新聞連載・子母澤寛「突っかけ侍」より』(幻戯書房)が今月末に刊行されます。全206回の雪岱による挿絵を克明に再現。いつもながら真田さんの解説も素晴らしいです。巻末の雪岱と真田さんのプロフィールが並ぶページが素敵で、暫し見入ってしまいました。
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太宰治の署名本がたくさん出てきます!遠方などの事情で会場に来られない方にも、会場に行ったけれどもう一度見たいという方にも視聴をお勧めします。 太宰治展示室 企画展示「太宰治 署名本の魅力 ―汝を愛し 汝を憎む」 @YouTubeより
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「惜しまれる太宰治の死」(「文化新聞」昭和23年6月30日)を初めて目にしました。美知子夫人の焼香写真も初見。不思議なのは祭壇で、告別式とは明らかに異なり、太宰の遺影(手を前で合わせた有名な写真)も別物です。告別式は自宅で行われましたが、別の場所なのでしょうか。謎が一つ増えました。
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『駈込み訴へ』(昭和17年、月曜荘私版)は、太宰治が「見事な装釘で、呆然とした」生前唯一の限定本(300部)です。現存を確認した署名本は8冊で、過去の公的機関の展覧会で出品されたことは、知る限り一度もありません。企画展『太宰治 署名本の魅力ー汝を愛し 汝を憎む』では4冊展示。是非ご覧下さい。
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三鷹の「カフェ イチフジ」のプリンアラモードです。老舗果物屋の直営店なので、全国から入荷した日替わりの数種類の果物が楽しめます。太宰治ゆかりの地を巡りながら、絶品のスイーツを味わってください。
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日本近代文学には、まだまだ眠っている資料が山のようにあります。「調べ尽くされた」と言われる夏目漱石でさえ、その例外ではないのです。興味のある方は「お宝」の発見に挑戦してください。 文豪夏目漱石、出版オファー断る 直筆の手紙2通発見(共同通信) #Yahooニュース#
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東郷青児が描いた芥川龍之介の似顔絵「芥川のかっぱ」です。関心のある方は動画をご覧ください。
晩年の永井荷風を「浅草の踊り子に入れ込んだエロ爺」と嘲笑する人もいます。しかし、亡くなった部屋に残されていた最後の創作ノート(家蔵)からは、人知れず必死に小説のストーリーや文章を練る大文豪の姿が浮かび上がってくるのです。「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」といったところでしょうか。
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高校生の時、現国の教師に「初版本で読むと、全集や文庫本で読むより作品の味わいが深くなる」と話したら「それは思い込みだよ」と一蹴。そこで天才詩人立原道造の「初版本で読むと詩の内容まで良くなる」という言葉を伝えたら、「立原?誰?」と。確かに教科書に出てくる詩人しか知らなそうな人でした。
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太宰治の小説の魅力は、翻訳では伝わらないという説を耳にしたのですが、そうでしょうか。そんなことを言ったら、夏目漱石も芥川龍之介も三島由紀夫もみんな同じだと思います。
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今年の自分の10大ニュース第1位は「麦が元気で3歳になったこと」です。いかに平凡な人生を送っているかバレてしまいますね。ちなみに第2位は、谷崎潤一郎宛の萩原朔太郎『月に吠える』を入手したことです。
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芥川龍之介は「校正の神様」神代種亮に、「神代さんはいいですね。神ですから。私なんて芥ですよ。ゴミですから」と言ったそうです。久米正雄によると、初対面の夏目漱石に署名本をもらった時は、「アクタは畔柳芥舟(恩師でかつ漱石の友人)の芥と同じ」と説明しています。今なら芥川の「芥」ですね。
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コメント欄で「「下人の行方は誰も知らない」とはならなかった模様」という投稿に「お釈迦様はカンダタが他人を足蹴にするさまを、ちゃんとみておられたのだよ」と返信。どちらも座布団をあげたいです。 “瞬間”が防犯カメラに…古書店で芥川龍之介の作品盗んだか 男を逮捕
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桜桃忌の今日、偶然さくらんぼの頂き物が届きました。残念ながら墓前には行けないので、太宰治が最も愛した著書『晩年』の初版本6冊(署名本5冊)と再版本2冊(署名本1冊)で囲み、彼の生誕日を祝っています。 #桜桃忌#
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