9月23日はジョン・コルトレーンの誕生日(1926年)。マイルスと同じく今年は生誕100周年に当たります。それに因んで今月はコルトレーンとマイルスが共演したアルバムを続けてご紹介します。今日はコルトレーンが吹きまくるこのライブ盤です。
アルバム紹介:『アット・ニューポート1958』
コーチェラやフジロックなどあまたある野外フェスの先駆のひとつがニューポート・ジャズ祭です。マイルスは55年開催の第2回に飛び入りの形で登場、58年にはついに自身のバンドを率いて昼の部のトリをとりました。当アルバムは司会者の紹介から始まりますが、ほぼマイルスと同等に観客を沸かせているのはキャノンボール・アダレイ。“砲弾”というジャズメンらしからぬ芸名と巨体がアピールしたのでしょう。いっぽうジョン・コルトレーンやビル・エヴァンスへの拍手はさほど多くはなく、それが58年当時のひとつの現実だったのだということが伝わります。演目は野外フェス映えするものを集めた感じで、ジミー・コブのドラムもひたすら張り切っていますし、とにかくメンバー全員、ガンガンと突っ走っていきます。なかでもコルトレーンは音数の限界に挑戦するような速吹きをおこなっていて、この演奏を現地で体験した記者が“アングリー・ヤング・テナー”と評したのもわかろうというものです。
♫「Au-Leu-Cha」(アルバム『At Newport 1958』収録)
(TEXT:原田和典
@KazzHarada )
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