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酒井智也
@t_sakai_Hubble
Hubble取締役CLO(Chief Legal Officer)/弁護士、OneNDA発起人 Hubble(契約書管理クラウドサービス)/ Contract Flow Agent(日本初リーガル業界AIエージェント)/ OneNDA(秘密保持契約の統一規格化プロジェクト)/ #Legaltech# #OneNDA#
参加 April 2019
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AIが普及すれば、弁護士のアワリーチャージ自体がなくなる方向に向かう、というのは単純化しすぎていると思う。 そもそもアワリーチャージは「1時間働いたから1時間分請求する」というだけの仕組みではない。 依頼を受けた時点では、どこに論点が潜んでいるか、相手方からのあり得る反論はどんなものか、調査や交渉にどれだけ時間がかかるか、誰にも正確には分からない。つまり、仕事が始まる前に「この案件はいくらです」と約束すること自体が難しい。だから「かかった時間」で精算することで、その不確実性を依頼者と分け合ってきたという背景があるはず。 AIで10時間の仕事が1時間になったとしても、この不確実性がなくなるわけではない。だからアワリーチャージがすぐになくなるとは思わない。 本当に変化が起きるのは、依頼者側もAIを使って「この業務に本当に10時間必要なのか」「ジュニアの作業にこの単価を払う必要があるのか」「他の事務所ならいくらでできるのか」を検証できるようになったときだと思う。 つまりAIが壊すのは時間課金そのものではなく、時間、専門性、品質の関係を依頼者が確認できなかったという、アワリーチャージを支えてきた情報の非対称性だと思う。 そして、その先でも、高度な交渉、訴訟戦略、危機対応のように希少な判断力や信用が価値になる領域では、時間単価はむしろ上がっていくはず。AI時代に起きるのはアワリーチャージの消滅ではなく、「作業量に対する課金」と「希少な判断力に対する課金」の分離というあたりかなと。
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