資本主義社会で生き続けなければならない、
ミドル・エイジたちの生きるヒント。
『ミドル・エイジ・ビギンズ』/東畑開人
臨床心理士の筆者が、
尾崎世界観、角田光代、鷲田清一、千正康裕の4人に
話を聞き、中年クライシスの謎に迫る。
尾崎さんが語った「カードは出揃った。これからは、持ち札を全部見せた状態で、ゲームをしていく」という言葉。
そして角田さんが『明日、あたらしい歌をうたう』という小説は、発表のあてもなく遊びみたいな気持ちで書いた作品だった、と明かしていること。
そんなエピソードを読んでいるうちに、
不思議と自分の心が軽くなっていった。
そして、あとがきに記された漢詩も印象深い。
一寸の光陰軽んずべからず
日常に、少し光が差した気がした。
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