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「松野会長|町工場の本音」
@Matsuno_Mold
日本の製造業の現実を、現場から発信する 金型業界30年|現場 → 営業 → 経営 売上半減から再建、今も闘い続ける 製造業経営者へ届けたい 町工場の本音で日本の未来を変えたい
가입 December 2021
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「日本でできることは、いずれ中国でもできますよね」 先週、金融機関の方にそう言われた。色々と説明したが、ピンとこない様子だった。悔しかった。 だから、もう一度書く。 朝イチで削った部品と、機械が温まった昼に削った部品は、同じプログラムでも寸法が違う。刃物も削るほど摩耗する。だから測る。狂っていれば削り直す。0.005mmは、その執念の先にしかない。 しかも金型は一つの部品じゃない。摺動部、入れ子、何十・何百というパーツがあって、その全部の精度を揃えて、初めて動く。一つでも狂えば、成立しない。 正直に言えば、機械任せで出せる0.02mmの金型なら、我々が中国に勝てることはもうない。設備を買えば誰でも出せる精度に、人件費で挑んでも勝ち目はない。 だが0.005mmは違う。「合わないなら、なぜ合わないかを読み解いて、もう一度合わせにいく」——その執念が引き継がれているかどうか。ここでしか、日本は勝てない。逆に言えば、ここでは負けたら終わりだ。 しかも金型は一人で作れない。ワイヤー、放電、マシニング、フライス。最低でも4〜5人のオペレーター、CAD/CAMまで入れれば7〜8人が関わる。この全員が0.005mmを守り切る。チームワークと規律で成り立つこの精度は、日本人の文化そのものが強みになる領域だ。 そして、その先にまだ仕上げがある。微細に磨き、角を殺しながら、鉄と鉄を組み上げていく。「精度さえ出ていれば簡単に組み立てられる」——これが素人の一番大きな勘違いだ。われわれが扱う金型は、ブロックだけで数十kg、全体では数百kgにもなり、クレーンを使って合わせる。積み木とは訳が違う。 さらに金型には抜き勾配がついていて、その角度が守られているかまで見なければ、部品は正しく噛み合わない。数字が合っているだけでは、組み上がらないのだ。 これは機械のスペック表には載らない。日本人の人的スペックが、優っている部分なのだ。 私達の勝ち筋は必ずある。 #町工場の本音#
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