◆「怖くて近づけない指導者」だった
和導案内人の原田です。
今日は、【和導】の0期から共に学んでいる、U15クラブチーム指導者・安部瑞基さんのお話をご紹介します。
@amkmbs
以前、安部さんの指導現場にお邪魔させていただきました。
その時、印象に残ったのは選手たちの表情でした。
練習は、決して楽なものではありません。
でも、その中に笑顔がある。
きついことにも、自分たちで取り組んでいる。
練習を終えて帰る時の表情は、とても晴れ晴れしていて、
「やり切った」という達成感が滲み出ていました。
その後、安部さんとお話ししていると、こんな言葉が出てきました。
「半年前の僕は『怖すぎて誰も近寄れん』みたいな、多分そんなレベルやと思います」
これは、その時のインタビューで、以前のご自身を振り返って話してくださった言葉です。
僕が見た選手たちの今の姿からは想像できないことでした。
何を変えたのか。
安部さんは、以前の指導について、
細かく教えていたと話してくださいました。
ボールの扱い方。
パスの持ち方、出し方。
一つひとつ、丁寧に伝える。
ただ、そこには「こうしなさい」が強くあったそうです。
「こうやるって分かっているだろう」
自分には、できるようになるための道筋が見えている。
だから、その通りにやってほしい。
安部さんは、当時も丁寧に教えていました。
でも、それが試合での判断につながっていたかというと、十分にはつながっていなかった。
その理由を、「やらされてるから」と振り返っていました。
・・・
これは僕ら指導者が気をつけたいところです。
選手にできるようになってほしい。
そのために、分かりやすく伝えているつもりが、いつの間にか、自分の思う通りに動いてもらうことが目的になってしまう。
教える側が一生懸命な時ほど、気づきにくいのかもしれません。
安部さんは、【和導】での学びをきっかけに、選手との関わりを変えてみたそうです。
その選手が、何を見たのか。
何を感じて、何をしようとしたのか。
まず、そこを大切にする。
そして、「こうしたら?」とアイデアを伝える。
すると、選手たちがミスを恐れず、いろいろなカッティングや動きを試すようになってきたといいます。
「指導の関わり方を『こうやったらどう?』っていう『提案』の方に切り替えました」
この言葉は、印象に残っています。
ミスを見なかったことにするわけではない。
必要なことを伝えなくなるわけでもない。
選手が何をしようとしたのかを知った上で、次に試せることを伝える。
同じプレーを見ていても、指導者の関わり方には、いくつも選択肢があります。
指導者である僕らは、自分の伝えたいことを説明する前に、
「今、相手が何を考えているのか」
「どのような心境・感情でそこにいるか」
を見ることが大切です。
安部さんは、細かい技術指導をやめたわけではありません。
大切にしてきたものを残しながら、
選手との関わりを見直してきました。
その積み重ねの中で、
選手の表情や、プレーへの取り組み方にも
変化を感じているそうです。
今回ご紹介したのは、【和導】0期での学びや体験を、ご自身の現場で実践してきた安部さんのお話です。
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自分の指導を振り返ってみると、「選手のため」と思っていた関わりに、別の見え方が出てくるかもしれません。
安倍さん自身、この【和導招門】の文章を読んだことで指導観が大きく変わったそうです。
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ご自身の現場と重ねながら、ぜひお読みください。
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…続く