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russianblue
@russianblue2009
世界で起きていることが、あなたの生活にどう届くのか。そこだけを、丁寧に追いかけています。地政学・エネルギー・半導体・日本社会。事実と推論は、いつも分けてお伝えします。 AI Data Trainer QA Tester RLHF
가입 December 2009
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化粧水の前に確認したい数字があります。厚生労働省の最新の食事摂取基準では、成人男性に推奨されるたんぱく質量は1日65グラム、女性は50グラムです。 日本人の平均摂取量は1995年の81.5グラムをピークに減少を続け、近年は70グラム前半まで落ち込んでいます。皮膚の主成分であるコラーゲンは体内でアミノ酸から合成されるため、原料となるたんぱく質が不足すれば、どれだけ高価な化粧水を塗っても合成自体が滞ります。 ここに発酵の役割を重ねます。納豆菌や麹菌はプロテアーゼという酵素を出し、大豆や穀物のたんぱく質をアミノ酸やペプチドに分解します。 大豆のたんぱく質はもともと消化に時間がかかりますが、納豆や味噌に発酵させることで吸収しやすい形に変わります。つまり発酵食品は、たんぱく質を体に取り込みやすくする前処理の役目を担っています。 腸との関係も確認しておきます。腸と肌が相互に影響し合う関係は腸皮膚相関と呼ばれ、1930年代から研究が続く分野です。 腸内細菌のバランスが乱れると炎症性の代謝物が増え、肌のバリア機能や潤いに影響することが複数の研究で示されています。発酵食品は腸内細菌を整える代表的な食材であり、ここでもう一段、肌への経路が生まれます。 ただし断っておきます。発酵食品とたんぱく質を何対何で摂れば肌に効くという、特定の比率を実証した一次研究は確認できません。黄金比という言葉は美容市場の売り文句であり、科学的に検証された数値ではありません。 確認できているのは、1食につき20グラム前後のたんぱく質を朝昼晩に分けて摂ること、そこに納豆や味噌、ヨーグルトといった発酵食品を日常的に組み合わせることです。比率を探すより、毎日両方を欠かさないことが先決です。 高い化粧水が無意味だとは言いません。皮膚科学的に効果が確認された成分も存在します。 ただ、体の内側からたんぱく質と発酵食品という原料を供給しなければ、外側からのケアは土台を欠いたまま積み上げる作業になります。今日の食事に、納豆や味噌汁とともに、適量のたんぱく質を意識してみてはいかがでしょうか。
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