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望月優夢|アイドル評論家
@you_your_yumu
アイドル評論家。「ファン×演者×プランナー」という3つの視点からアイドルビジネスを俯瞰する連載『#アイビズ』を# noteで執筆中▶︎ MEDIA MIXIオフィシャルライター
가입 May 2019
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BTSの7人が、2027年のグラミー賞に作品をエントリーしないことを発表しました。 ✅ メンバー7人がそれぞれのInstagramストーリーで「今年のグラミーにエントリーしないことにしました」と表明 ✅ 理由として「音楽が地域や言語で区別されるより、音楽そのものとして聴かれ、愛されることを願う」と説明 ✅ 背景にあるのは6月に発表された新部門「Best Asian Pop Music Performance」。アジア市場発かつアジア言語の実質的な使用が要件で、全編英語詞の曲は対象外という設計 ✅ 『ARIRANG』は主要部門の候補にも名前が挙がっていたが、アジア部門だけでなく応募そのものを見送った形に 個人的に興味深いのは、この同じ新部門が、日本と韓国でほとんど逆の意味に読まれていることです。 7月には、SKY-HIとBE:FIRSTのメンバー6人がグラミーを主催するレコーディング・アカデミーの新会員に選出されました。アジア部門の新設が発表された直後のタイミングで、選考の内側に席を持つ側に回っています。ここから見ると新部門は、日本語で歌い切った曲がそのまま世界の土俵に乗る入口に見えます。 なので今回のBTSの発表には驚きました。とはいえ冷静に立ち止まって考えると、新しい棚ができることは、まだ置き場所がなかった側にとっては、並べてもらえる場所ができたということですが、 一方、すでに目立つ場所に並んでいる側にとっては、専用棚ができたぶん「そちらに置いておけばいい」と扱われる余地が生まれるということだなと。 同じ制度が、機会にも制約にも見える。違いは制度の側ではなく、見ている人が今どこに立っているかにあるのだと思います。 もうひとつ注目したいのが、グラミーがエントリー制だという点です。出さなければ候補にもならない仕組みなので、「降りる」は本来かなり重い選択のはずです。それでも成立するのは、チャートやワールドツアーといった、賞に依らない評価の経路を自前で持っているからこそできる姿勢だなと。 賞が権威を与える構造から、参加してもらうことで権威が保たれる構造へ。 評価装置とアーティストの力関係が静かに入れ替わりつつある場面のように思います。 この差がどう動いていくのか、2027年2月に向けて引き続き追っていきたいと思います。
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