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西 由良
@yurararara_n
90年代生まれによる、沖縄のあれこれを投稿するコラムプロジェクト あなたの沖縄 @your_okinawa の代表です😊コラムは、毎週土曜日20時に投稿中📖
가입 March 2014
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あなたの沖縄のZINE vol.4が完成した。今は手元に届くのを待っている状態だ。どうして今「楽しい」なのかは巻頭エッセイにびっしりと書かれているので、ぜひ手に取って読んで欲しい! 今日は、楽しいのテーマのきっかけになった映画と本を読んで考えたことを振り返りたい。 ZINEの購入はこちらから👇 楽しいから沖縄に向き合い直したいと思ったのは、実は、ドキュメンタリー『太陽の運命』を見てから。私の世代と上の世代には、明確な意識の違いがあると感じた。私は何かを変えられると心の底から信じることができてないんじゃないか。大田昌秀、翁長雄志彼らの語る言葉には、心の底から不条理な沖縄の状況を変えたい、変えられるはずだという希望があったように思う。その根元にある、彼らを突き動かす原動力はなんなのか。 沖縄のことを変えようとしてきた、上の世代の方々のことは心から尊敬する。でも、私たちはきっと同じようにはできない。沖縄が不条理に請け負わされている基地負担を変える。そんなことできるはずがないと思わされる出来事が、この30年の間に何度も何度も起こってきたからだ。普天間基地返還合意から30年たってもなお基地があり続ける現実。何度もくりかえれる事件・事故。日本政府の不十分な対応。無関心な”日本本土”の人々。そんな場面を目撃し続けたら諦めてしまってもおかしくない。 そんな風に希望を無くし、諦めている人も少なくないなかで何をしたらいいのか。それは、何かを変えられると信じ、行動し続けていた上の世代が持っていた原動力の源を探り、自分たちなりの原動力を見つけることなのではないか。怒りのエネルギーはもちろんすごく重要だ。でも、上の世代が持っていた原動力はそれだけじゃないんじゃないか。『太陽の運命』を見てから悶々と考えていたのだが、そのヒントを得たのは、野添文彬さんの『大田昌秀―沖縄の苦悶を体現した学者政治家』という本からだった。 大田さんが、東京へ進学した後の話や米国留学時代の話がとても印象的だった。大田さんの人生の中で、最も楽しそうで生き生きとしていた時代。多くの人と交流し沖縄の独自性に気づいていく過程。未来を変えられると信じ、希望が書かれていると思った。社会を変えるための原動力には、ポジティブな希望のエネルギーも必要なんじゃないか。 少しそれるが、先月、古謝知事が「生まれてよかった、思える島に」と発信し、私のXのタムラインでは批判が上がっていた。古謝さんを支持していたわけじゃない。でも、正直にいうとその感覚は分かるなと思ってしまった。沖縄ブーム後に成長し、沖縄出身であることを恥ずかしいと思うことはなくなった世代の私でさえ、「沖縄にさえ生まれなければ、こんなに思い悩むこともなかったのに」と感じることは多いから。疲れて諦めている世代に向けては有効な言葉だろう。 もちろん、楽しさやポジティブさだけに振り切ればいいという話ではない。怒りはとても重要な感情。尊厳が踏みにじられている沖縄を生きる人々はずっと怒っていることを忘れないでほしい。ただ、人間は画一的ではなくいろんな感情を持って生きていることも事実だ。大変な現状を変えようと問題に向き合い、行動し続けるためには、ずっと同じでいなければいけない状況は疲れてしまう。私たちは楽しいというポジティブなエネルギーも持っていて、怒りとそれらを行ったり来たりしながら向き合ってもいい。とにかく、疲れて諦めている私たちに必要なのは息継ぎだと思った。そのために、現実を生きながら向き合う方法として、まずは自分の楽しいを思い出そう。そうして、このZINEを作ろうと思ったのだった。
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