今週のナイトスクープ2本目は…
「亡き先輩と遊んだ『やらてん野球』」
大阪府の男性(64)から。私が京都にある大学に入学した頃、そこで石田和夫さんという1年先輩の方と出会った。石田先輩はとても博識家であり、本当に可愛がっていただいた。社会人になってからも、仕事の悩みや私生活の事でも、その都度的確なアドバイスをしてくださり、私にとってはなくてはならない人生の師匠のような存在だった。先輩はコピーライターとして働くかたわら、小説家を目指しておられ、44歳の時に江戸川乱歩賞を受賞され、その後、推理作家「鏑木蓮」として活躍。ところが3年前、突然、奥様から「石田先輩が亡くなった」という連絡が入り、私は電話を持ちながら泣きじゃくった。それからというもの、ことあるごとに先輩のことを思い出す。中でも、大学時代に2人でよくやった「やらてん野球」のことが忘れられない。大学の授業が空いた時間、プラスチック製のバットと柔らかいボールを持って近くの公園に出向き、「このボールが打てるかなあ?」「次のボールをホームランにしてやる!」…そんなことを言い合いながら、大学生とは思えないほど幼稚な野球を夢中になってやっていた。もう一度、あの頃に戻りたい。しかし64歳にもなって、そんな幼稚な遊びを一緒にしてくれる相手は、もういない。そこで、探偵さんに石田先輩役になっていただき、当時のように「やらてん野球」を一緒にしてもらえないだろうか、というもの。
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