脱「戦隊」の後の戦略は 東映・白倉氏が明かすオメガホーンの挑戦
「角醒ハンター オメガホーン」は、怪獣のいる世界におけるハンターバトルを描くという東映としては異質の作品だ。新時代のヒーローはどこに向かうのか。東映が進める脱「戦隊」戦略について、キャラクター戦略を統括する白倉伸一郎さんに聞きました。
――ヒーローの描き方を戦隊の時よりも変えたいのでしょうか。
戦隊は5人の主要人物がいる時点で、1人ずつの性格の描き方はどうしても薄くなってしまいます。それでも敵側が攻めてくるので、正義側の性格設定があいまいでも成り立つところがあったんです。
敵味方の構図がしっかりあれば、ヒーローの造形は薄くてもいい。これは作り手にとって楽なんですが、本当にそれが令和の世に我々が子どもたちに伝えたいヒーローなのかという問いが置き去りになってしまうんです。
大事なのは敵によって定義されるヒーローではない。番組世界が変わったとしても、次の番組でも生きられるようなキャラクターを生み出したい。敵ではなくヒーローから描くことをオメガホーンではもっとやりたい。
いずれ私たちが届けるものがヒーローでなくてもいいと思います。それでもかっこいい人を届けたい。欠点があっても、こういう人になりたいなと思わせるような人物ですね。そういうものが子どもたちに一つでも残れば、その作品には存在意義がある。
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