確かに、WHOなどでは、出産後は次の妊娠を試みるまで一定期間空けることが推奨されています。
妊娠間隔が短い場合、早産、低出生体重などのリスクが上昇する可能性があるためです。
ただし、これは母体・周産期・乳幼児のリスクを集団全体として減らすための、公衆衛生上の目安でもあります。
医療環境や栄養状態が整い、産後のサポートも得られる方に対して、個別の事情を無視して一律に「必ず一定期間避妊すべき」と強制するものでは決してありません。
皆様もご存知の通り、妊娠・出産にはリスクがあります。
間隔を空ければすべてのリスクがなくなるわけではありませんし、
間隔が短ければ必ず悪いことが起こるわけでもありません。
一方で、年齢が上がれば、妊娠のしにくさ、流産率、高齢妊娠に伴う周産期リスクも上がります。
そのため、帝王切開後や、前回妊娠・分娩で特殊な経過があった場合など、医学的に慎重な判断が必要なケースはありますが、
妊娠のタイミングは一律に「こうすべき」と決められるものではなく、ご本人・ご家族が、必要に応じて医療者と相談しながら決めていくものだと思います。
大谷さんご夫婦も、さまざまなことを考えた上で、今回のタイミングを選ばれたのだと思います。
我々医療者を含め、周りの人間がすべきことは、
妊娠・出産を予定されている方、出産を経験された方、そして生まれてきたお子さんとご家族の選択を尊重し、温かく見守ることだと思います。
事情を何も知らない外野が、他人の出産間隔や家族計画に気安く口を出すことではありません。
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