完璧ではないことが、完璧への近道
実は、完璧を求める人ほど、
完璧から遠ざかります。
月次決算を「完璧に固まってから」出そうとする会社。
数字が確定するのは、翌月の25日。
社長が見る頃には、もう先月の話です。
一方、「8割の精度でいいから5日に出す」と決めた会社。
数字は少し粗い。
それでも社長は毎月、手を打てる。
そして翌月、翌々月と、精度は上がっていく。
一年後、どちらの会社の数字が「完璧」に近いか。
答えは、後者です。
理由は、はっきりしています。
完璧を待つと、出せない。
出さないと、間違いが分からない。
間違いが分からないと、直せない。
直せないものは、永遠に、完璧に近づかない。
不完全なまま出した人だけが、
修正を経て、完璧への唯一の道を歩けます。
AIも、同じです。
「AIは10%間違えるから使えない」と言う人は、
永遠に、AIを使えるようになりません。
90%で任せて、10%を人が直す。
その繰り返しで、95%、98%と、完璧へ近づいていく。
受験も、同じです。
完璧に覚えてから問題を解こうとする人より、
覚えきる前に問題を解いて、
間違えて、覚える人の方が、本番に強い。
完璧は、目指すものではなく、
不完全を積み重ねた先に、結果として現れるものです。
よって、完璧主義と、完璧は、
正反対の場所にあります。
完璧主義は、動きを止めます。
完璧は、動き続けた人にだけ、近づいてくる。
不完全な自分を許す。
それは甘さではなく、
完璧に向かうための、最初の技術だと思っています。
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