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板垣勝彦
@itagaki_katsu
福島市生まれ。専門は行政法、地方自治法、都市・住宅法。博士(法学)。鉄道模型、巨人、大相撲、乃木坂・櫻坂・日向坂が大好き。HPでは授業動画を配信しています。発言は所属先とは無関係の個人的見解ですので、私に言いたいことがある方はitagakikatsuhiko@gmail.comまで直接連絡してください。
加入 November 2014
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なぜ象徴天皇が支持されているかといえば、圧倒的大多数の国民にとっては、「居ないよりは居た方がいいから」程度のものであることを忘れてはいけない。 そもそも先の大戦で国土を荒廃させ多くの死者を出した政治的責任を棚上げして、戦後の平和国家を築くための象徴として担ぎ出されたのが日本国憲法下の天皇。その役割を十分に理解した先々代、先代、そして現在の天皇は、国民と苦楽を共にし、質素倹約につとめ、諸外国と平和親善に励んできた。 そうした努力の姿をみているから、国民も戦争責任のことは問題にしないできたという背景がある。また、価値観が多様化して意見対立も尖鋭化した現在において、国民国家である「日本」をとりまとめる存在として、政治的意見の差異を超えた存在である天皇の意義は実はいよいよ増している。このことは、社民党や共産党といった左派政党でさえ、(護憲の立場もあるにせよ)正面から天皇制廃止を主張しなくなったことに顕著である。 今般のオランダ、ベルギー訪問においても、両陛下の圧倒的な人徳から、先の大戦で傷跡が残るはずの両国で王室・国民の熱烈な歓迎を受けた姿を見れば、賛否両論ある現政権と比較しても、やっぱり陛下は違う、日本に皇室があってよかったと思う国民は多い。このソフトな支持こそ、象徴天皇制の本質ということだ。 その支持の基盤は決して神武天皇以来2600年の男系の伝統ではないし、それを見誤ると、国民統合の象徴は日本から永遠に失われることになりかねない。
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