「勝てる気がする」より「負ける気がしない」。
この一文に、たぶん自分の感覚の正体を言い当てられた。
プロとして海外で戦えたのは、自己効力感が高いとかメンタルが強いとかってよく言われた。それはそれで、自分にも備わっていたと思う。ただ、その手前というか奥のほうに、もっと根源的な確信のようなものがあった。
「できる気がする」より「できない気がしない」。
「勝てる気がする」より「負ける気がしない」。
似ているようで、イコールじゃない。たぶんこっちのほうが、自分の中ではずっと強かった。試合前は毎回怖かったし、失敗する自分の姿もリアルに浮かんだ。それでも、その恐怖より「負ける気がしない」って感覚のほうが根が深いところにあって、結局そっちが勝っていた。
「どこで生きたいかという意思」と「どこなら生きられるかという能力」、その交点を見つけられるかどうか。これがまさにそうだった。自分がやりたいことで、かつ自分が自然に強くなれる場所。そこにいたから、恐怖があっても負ける気がしなかったんだと思う。
競技を離れた今、この感覚をどう仕事や発信の場所選びに応用するかを、もう少し言語化してみたい。
显示更多