「人手不足倒産が過去最多」との報道が話題ですね。もちろん人口減少や職種固有の構造的な人手不足問題はありますが、「責任が重く、長時間労働の割には安月給で、職場環境も劣悪なため、単に誰も寄り付かないだけ」みたいな職場も少なくありません。
それなのに、「素直で、主体的で、協調性があって、コミュニケーション能力が高く、長時間労働も低賃金も厭わず、家庭事情があったり病気になったりしても辞めたり休んだりしない、体育会系でイキのいい若手即戦力人材」を求めて選り好みしたりするからミスマッチが起きるんですよ。
当社のご支援先には、中堅規模のトラック運送業や土木工事会社、自動車修理工場などがありますが、皆さん改善の結果として、採用定着に成功されてますよ。
成功企業の共通点は、
・各種労働法規をキッチリ守る
・残業削減&残業代はシッカリ払う
・ルール明確化+適切な処分運用+再発防止徹底
・有休取得促進&休んでも仕事が回る仕組み作り
・IT化・システム化による業務効率化
あたりですね。もちろん、これらを実現するためには相応のお金が必要ですし、自社努力だけではどうにもし難い理不尽な要求を元請企業がしてくることもあります。その対策として、
・自社の技術力や業務対応力を高め、利益率が高い案件を獲得し、「儲かるビジネス」をやる
・自社の労働環境に配慮してくれる取引先を積極的に開拓し、「少数の大口顧客に依存しない」体制をつくる
・設備投資やIT化、雇用環境改善は、要件に合う補助金・助成金も活用する
といった方法もあります。
人口減少も元請も若者の価値観も自社では変えられませんが、「なぜ自社には人が来ないのか?」「なぜ採用した人が辞めるのか?」は検証可能だし、賃金、働き方、業務効率、職場環境、取引先、儲け方は変えられる余地があります。そこを一つずつ改善するのが経営者の仕事ではないでしょうか。
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