言葉を言い換えても侮蔑の本質が消えないというのは非常に悲しいことですが言語学ではよく知られた現象です
スティーブン・ピンカーという心理言語学者は、これを『婉曲表現のトレッドミル』と名付けました
差別的な語をいくら柔らかい印象を与える言葉や婉曲的な表現に置き換えても、その言葉が指す対象への評価が変わらない限り、新しく作った表現の意味がどんどん差別の元となった概念に近づいて汚染される、という現象です
いくら呼び名が変わったところで、当事者を見る視線が変わらなければ同じ道を辿ってしまう
言い換えることは無駄ではないものの、それ単体では時間稼ぎにしかならないんですね
変えるべきは名前ではなく、その名称を使う我々側の視線や態度なのだと思います
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「障害児」という言葉が有名になって、他人を『ガイジ』と呼んで侮辱する人が出てきた。
「アスペルガー症候群」が有名になれば『アスペ』。
「ケーキの切れない非行少年たち」で『ケーキ切れなそう』。
そして『みいちゃん』
ラベルだけ何度も変えるのを繰り返して、中身は何も変わっていない。
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