僕は禁酒をきっかけに、毎日シーシャ(水タバコ)を吸うようになり、これまで全国140店のシーシャ店に行ったことがあります。
シーシャの注文は自由度が高く、お店のオススメの味を注文することもできるし、「アップルパイみたいな感じで!」と、こちらから提案することもできます。いわゆる再現シーシャと呼ばれるものです。
僕はちょっとめんどくさい客で、画像を見せて「この絵のイメージで」とか、「この歌手みたいなイメージで」と伝えることもあります。
ある日、散歩していたら行ったこのないシーシャ店を見つけたので、ふらっと入店しました。店内に入ると店主がソファで寝ていました。かなりアットホームだと思ったので、「アットホームなイメージでシーシャお願いします」と注文しました。
店主が作っている間、どれくらいの頻度で吸われるんですか?とか色々と聞いてくれたので、正直に答えていると、かなりの上級者だと誤解されてしまい、店主は明らかに気合いが入っている様子でした。
完成したシーシャを出され、吸ってみたところ、優しいお花の香りがしました。店主にとってのアットホームってこういうイメージなのか、きっと優しい人なんだろうな〜なんて思いながら吸っていました。僕が美味しいです!と伝えると店主は熱心にシーシャの炭を交換してくれました。
通常20〜30分に1回炭を交換してくれるお店が多い中、店主は少しでも美味しさを維持しようと、5分に1回炭を替えてくれました。結果的に、シーシャのフレーバーが丸焦げになりました。吸う度に焦げの味が広がり、決して美味しくないけど、だけどどこか懐かしさがありました。
そう、完全に全焼した時の実家の香りだったのです。確かにアットホームと注文しましたが、全焼後の実家まで再現されるとは思いませんでした。
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