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さとうの芸能雑学
@sato_zatsugaku
ただの芸能とお笑い好きが運営しているアカウント。
加入 October 2023
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13年前、 『24時間テレビ』のステージで 日本一になった高校生がいた。 名前は、 中尾翔太。 のちにFANTASTICSの “9人目のメンバー”となる青年だった。 2013年。 中尾は『24時間テレビ』の 「高校生ダンス甲子園」で優勝。 幼い頃から踊り続け、 EXILEや三代目 J SOUL BROTHERS、 GENERATIONSらの サポートダンサーも務め、 2016年、 ついにFANTASTICSの メンバーに選ばれた。 夢が、 少しずつ現実になっていった。 メンバーの中でも、 卓越したダンススキルと カリスマ性を持ち、 グループを引っ張る存在だった。 そしてFANTASTICSは、 全国14都市、 18会場、 50公演の武者修行を完走。 約3万人の前で踊った。 あとは、 デビューへ向かって 走っていくだけだった。 しかし―― 2017年末。 中尾の身体に 異変が起き始めた。 原因不明の嘔吐。 続く体調不良。 精密検査を受けた結果、 告げられたのは、 ステージ4の スキルス性胃がんだった。 まだ21歳。 メジャーデビューを 目前にしていた。 突然すぎる現実に、 仲間たちも 大きなショックを受けた。 それでも、 中尾は諦めなかった。 2018年3月。 活動休止を発表した際、 ファンへこう伝えた。 「絶対に勝ちます! 待っていてください!」 病気を治して、 もう一度、 FANTASTICSのメンバーとして ステージに立つ。 それが、 中尾の夢だった。 だから残された8人も、 中尾が戻ってくる場所を 守り続けた。 中尾を除く8人で行った 「夢者修行 FANTASTIC 9」。 そのテーマの一つは、 いつでも翔太が 戻ってこられる場所を作ること。 離れていても、 9人だった。 闘病中も中尾は、 メンバーと毎日のように 連絡を取り合った。 苦しいはずなのに、 仲間と会うと いつも嬉しそうに笑い、 「必ず復活するから待っていてね」 と話していたという。 そんな中尾のために、 EXILE TRIBEの仲間たちも動いた。 TAKAHIROが 中尾と夢を追う人たちを思って 歌詞を書き、 ATSUSHIがその思いを広げ、 八木勇征と中島颯太も歌った。 『Turn Back Time feat. FANTASTICS』 その曲を聴いた中尾は、 家族、 メンバー、 先輩、 スタッフ、 ファンへの感謝を綴った。 そして、 「これからもくじけずに必ず勝ちます」 「完全復活待っていてください」 と伝えた。 しかし―― 2018年7月6日。 中尾翔太は、 22歳で旅立った。 FANTASTICSが CDデビューする、 約5か月前だった。 あれから8年。 現在、 ステージに立っているのは8人。 でも、 FANTASTICSは一度も 翔太を置いていかなかった。 中尾のシンボルだった “ひまわり”を、 ツアーや グループの大切な場所に残した。 ファンネームにも、 中尾が残したキャラクター 「ファン太郎」の名前を受け継いだ。 そして2026年8月30日。 FANTASTICSは、 『24時間テレビ』のステージに立った。 13年前、 高校生だった翔太が ダンスで日本一になった、 同じ番組だった。 そこで8人が届けた曲は―― 『Turn Back Time』 かつて、 病室で闘う翔太へ 「もう一度一緒に踊ろう」 という思いを込めて贈られた曲。 今度は、 8人が翔太を想って テレビの前で届けた。 佐藤大樹は、 天国の翔太も 喜んでくれていると思うと語り、 そして誓った。 「僕たちFANTASTICSは9人で 翔太とともにたくさんの夢を叶えていきたい」 中島颯太も、 「今日また強くなれた気がします」 と語った。 その姿を見ていた SixTONESの森本慎太郎も、 大粒の涙を流した。 そして、 佐藤大樹が以前から 伝え続けている言葉がある。 翔太は、 今も昔も、 「かけがえのない仲間であり、 誇りであり、ヒーロー」 そして、 「翔太が叶えたかった夢を、 残された8人で必ず叶える」 22歳で、 時間が止まってしまった青年。 でも、 彼の夢は止まらなかった。 仲間が、 続きを生きてくれているから。 2013年。 『24時間テレビ』で 日本一になった中尾翔太。 2026年。 そのステージに、 彼の仲間たちが帰ってきた。 8人で立っている。 でも、 追いかけている夢は9人分。 FANTASTICSは今も、 9人で踊り続けている。
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