第一志望校の入試本番前日に、入試問題をこっそり見せてもらえると言われたら、あなたはそれを見るでしょうか。子どもに見せるでしょうか。ちょっと真剣に考えてみてください。
答えがYESなら、あなたはすでに中学受験のダークサイドに堕ちてしまっている可能性が高い。
誘惑はわかります。でもそれは単なるズルです。子どもにズルを教えるために中学受験をしているのでしょうか。そんなはずはありません。目的のためには手段を選ばない姿勢を身につけさせたいのでしょうか。そんなはずもありません。
本来の学力では入れなかった学校に仮にズルをして合格しても、入学後に苦しむのは子どもです。またもし、合格するに十分な高い学力をすでにもっているのにズルをしたのなら、その合格が自分の実力なのかズルのせいなのかわからなくしてしまう意味でなおさら罪深い。いずれにしても、子どもはずっと後ろめたさを感じながらその学校に通わなければなりません。そんなの、不幸以外の何物でもありません。
(11月刊予定拙著原稿より)
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