《FUSEKI ART PROJECT》
展示させていただいているメンタルクリニックの院長先生から、作品についてコメントをいただきました。
読み進めるたびに、
私が今回の募集にこの作品を選んだ理由や想いを、専門的な視点から丁寧に拾っていただいたような感覚になりました。
タイトルにある「無常」についても、変化していくことを前提に、それをそのまま受け止めるものとして捉えてくださいました。
私自身、変化すると頭では分かっていても、いざ心が落ち込むと視野が狭まり、
「この状態が一生続くんじゃないか」と思ってしまうことがあります。
「心の状態もまた、時間や環境、人との関わりの中で変化していく」
と先生が言葉にしてくださったことが頼もしく、ほっとしました。
作品に込めた想いを汲み取っていただけた嬉しさだけでなく私自身もその言葉に少し救われたような気がします。
アートを鑑賞するとき、
答えを探したり、価値はどこにあるのかと理解しようとしたりする傾向があると感じています。
ご感想をいただくときにも、
「アートは全然わからないのですが……」
と前置きされる方がいます。
でも、その「わからない」という感覚も、不安も、その人が作品を見たときに生まれた、ひとつの感覚なのだと思います。
今回、先生が書いてくださった
「医療の場にアートがあることで、診察や治療とは異なる、もう一つの『心との接点』が生まれる」
という言葉は、まさに私がアートの在り方として「そうありたい」と感じていることと重なりました。
ひとつのアートの在り方として、これからも大事にしていきたいところです。
自分の中にあった感覚が、別の角度から輪郭を持っていくような嬉しい体験をさせていただきました。
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