京大の男女医師収入格差の論文(横断研究)読んだ
以下ざっくりした内容
対象がm3登録医(この時点で集団的になんか偏ってそうなんだが)。なぜか回答率の記載がない。週32時間以上働く常勤の病院勤務医2540人(男性2224人、女性316人)。平均年齢は男性53.2歳、女性45.5歳とだいぶ差がある。
年収については、連続値や平均年収ではなく、個人年収1500万円以上か否かという二値アウトカムで評価。m3からはもっと細かい年収分布データをもらっているのになぜかそれは解析に含めず1500万のカットオフだけを採用。ちょっとこれは恣意的だと疑われるのでは?
年齢、婚姻状況、末子年齢、診療科、平日の有償労働時間でざっくり調整して、女性医師が年収1500万円以上である割合は男性医師より有意に低いという結果。
ちなみに、休日勤務、時間外勤務、当直・オンコール、手技や手術件数、管理職・役職、病院規模・機能、給与体系などは調整されていない。いろいろと粗い解析。
なので、この研究は方法論的に見ると、年収格差を示した論文とは言えない。家庭内労働・職業上の時間配分・所得がセットになった構造的な男女差がひょっとしたらあるかもよ?程度
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