🌻夏の読書時間にぜひ!
水野良樹(いきものがかり)が筆名で描く、
渾身の書き下ろし小説。
📗『おもいでがまっている』
「待つ」ことでしか、進まなかった人生がある。
今は古びた平成初期の新興マンション。
その一室に、ひとりの年老いた男が、
孫とともに住んでいた。
男が訥々と語る、心温まる、この部屋の思い出。
孫はここで、ずっと母を待っている。
この部屋に残された母の愛に囲まれて。
しかし、男が語る思い出はすべて“嘘”だった。
かつてこの男は、とある幼い兄妹から、この部屋を奪った。
男には、そうしなければならない、痛切な理由があったーー。
風吹く部屋で、ずっと誰かを待ち続けた、ある家族と男の物語。
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