上司が毎回正解を教えていると、部下は「まず聞く」が最適解になるんですよね。そりゃ指示待ちにもなります。少し待って「あなたはどう考えた?」を挟むだけで、仕事の進め方そのものが変わってきます。
部下に「どうすればいいですか?」と聞かれたとき、すぐに答えるか。問い返すか。ここで、部下の育ち方が変わります。
上司がやり方を示せば、その場の仕事は早く進みます。
しかし、それが続くと、部下は自分で考える前に、上司へ確認するようになります。
私は幹部研修で、部下の結論よりも「どう考えたか」を聴いてください、と伝えています。
すぐに教える前に、次の四つを聞きます。
①君はどう考えている?
②どんな方法が考えられる?
③その方法を選ぶ理由は?
④まず何から始める?
大切なのは、出てきた案が正しいかどうかだけではありません。何を見て、どう考え、なぜその方法を選んだのか。その思考の筋道を聴くことです。
考えが足りなければ、やり方を教える前に、もう一つ問いを置く。最後は本人が決め、実行した後に一緒に振り返る。
教えるとは、知識や方法を説明すること。
育てるとは、本人ができるようになるまで導くこと。
育てる上司は、答えを持っていても、先に問いを置くのです。
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