元警察官として言う。
組織にいた頃、一番怖かったのは、上司でも、理不尽でもない。
慣れてしまう、自分だった。
20年いた。
最初の数年は「おかしい」と思ってた。
3年で「こんなもんか」になった。
10年で、何も感じなくなった。
惰性ってのは、静かに人を殺す。
痛みがないからだ。
気づいたら、自分で選んだものが、一つもなかった。
何時に起きるかも、誰に頭を下げるかも、全部、組織が決めてた。
それを「安定」と呼ぶよう、仕込まれてた。
一番ゾッとしたのはな。
このまま60、70まで行ったら、「俺は一度も生きてなかった」と気づく日が来る、と分かったことだ。
その後悔だけは、絶対にごめんだった。
だから、動いた。
お前は、まだ間に合うか?
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