元警察官として言う。
警察の検挙件数。
あれが何のために存在するか、教える。
市民の安全のためだと思うだろ。違う。
幹部の、次のポストのためだ。
所属の実績が、幹部の出世を決める。
だから幹部は部下に数字を求める。
人が足りなくても、事案が倍でも、関係ない。
「何でもいいから挙げてこい」。
泊まり明けの朝、俺は通勤中の人間を止めて回った。
一番手っ取り早い数字が、交通切符だからだ。
善良な市民が、誰かの出世の燃料にされる。
で、これは警察の話じゃない。
数字を求める上司がいる、すべての組織の設計だ。
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