◆問いかけた後、選手の答えを待てていますか?
和導案内人の原田です。
前回は、【和導】0期の安部さんが、
「こうしなさい」から「こうやったらどう?」へ、
関わり方を変えてきたお話をご紹介しました。
今回は、その後の実践についてです。
最近、改めて安部さんにお話を伺いました。
【和導】に触れる前と今で、指導者として最も変わったことは何か。
その問いに、安部さんが挙げたのは、
・双方向のコミュニケーションが増えたこと
でした。
以前は、自分から選手へ、一方通行になっていた。
今は、お互いに考えをやり取りしながら、より良くしていく。
真剣に取り組んでいるけれど、笑顔もある。
選手同士で集まって話し合い、分からないことを聞きに来たり、自分はもっとこうしたいと伝えてきたりする。
そんな姿が増えていると話してくださいました。
・
その中で、安部さん自身が意識しているのが、姿勢や声のかけ方です。
丸まったり、逆に威圧的になったりせず、自然体でいる。
自分の感情をそのままぶつけるのではなく、
相手が今どんな状態なのかを見て、伝え方を選ぶ。
【和導】で最も大切にしている「姿勢(在り方)」について、
現場で実践されて、確実な変化が得られていることをご報告いただき、とても嬉しい気持ちになりました。
心の状態は、「姿勢」に表れる。
この事実に気づいていない指導者は多いです。
そして、もう一つ。
問いかけた後に、待つことです。
以前は、その場で答えてもらわないといけない、という気持ちがあったそうです。
今は、すぐに答えられないこと自体を悪いとは捉えず、
考えることや、答えを出そうと行動することを大切にしている。
問いを持ったまま、練習に入ることもあるといいます。
その問いがきっかけになって、プレーが変わっていけばいい。
そう考えるようになったと話してくださいました。
・・・
この話は、僕自身の経験とも重なります。
僕も以前、選手に考えてほしいと思いながら、考えている時間を待てず、自分から答えを言ってしまうことがありました。
問いかけているのに、頭の中では、こちらが聞きたい答えを待っている。
答えが出てこないと、さらに質問を重ねたり、説明を始めたりする。
「間」を嫌っていたのです。
それでは、選手は自分の考えを探すより、
指導者の正解を探すようになってしまいます。
また、何も言わずに待っていたとしても、
安心して考えられる時間になっているとは限りません。
ここが重要です。
表情や姿勢から、
「早く答えてほしい」という圧が
空気として相手に伝わっているかもしれません。
安部さんも以前から、選手に問いかけることはしていたそうです。
でも、その時のご自身の雰囲気によって、選手が怖さや圧を感じていたと振り返っていました。
・・・
何を聞くか。
それと同じように、
・どんな状態で聞いているか
も重要です。
今日の練習で、選手に問いかける場面があったら
答えの内容だけでなく、その時の自分の声や表情、姿勢にも目を向けてみてください。
そして、選手が考えている時間を、少し待ってみる。
僕も、日々、その視点で自分の指導を振り返っています。
安部さんが話してくださった変化は、0期での学びを現場で試し、続けてきた中での実践報告です。
【和導招門】では、自分の関わり方を振り返る学びをお届けしています。
「選手に考えてほしい」
「自分の言葉で話してほしい」
そう願っている方にこそ、
【和導】に参加することを強くお勧めします。
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…続く
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