今日、市役所に婚姻届を提出しました。
稲森市長に婚姻届を直接お渡しすることができました。
↓市長や市の職員さん、そして、記者さんに向けて読んだ文章です。
記者の皆さんには原稿をお渡ししたのですが、
原稿の中の
「でも、今の⽇本では提出しても同性カップルである僕たちの婚姻届は受理されません。受理されないと分かっていて婚姻届を提出する。これほど悲しいことがあるでしょうか。」
この箇所について、記者さんに「婚姻届は受理されないと書きましたが、そこは読み上げたくない」という気持ちをお伝えしました。
皆さん こんにちは。
本⽇はお忙しい中、そして暑い中お越しいただき、本当にありがとうございます。
僕たちは今⽇これから婚姻届を提出します。
僕たちは今までもずっと⼆⼈で婚姻届を出したいと思っていました。
でも、今の⽇本では提出しても同性カップルである僕たちの婚姻届は受理されません。
受理されないと分かっていて婚姻届を提出する。
これほど悲しいことがあるでしょうか。
僕たちも男⼥のカップルと同じように相⼿を⼤切に思い、同じように⼀緒に暮らし、同じ婚姻届に⼆⼈で名前を書きます。
それなのに男⼥のカップルは受理され同性カップルは法律上の婚姻として扱われません。
僕たちはこれまで、さまざまな場⾯で、「⾃分たちは男⼥のカップルと同じようには扱われない」ということを感じてきました。
でもそれを「仕⽅がない」で終わらせたくありません。
今⽇提出する婚姻届は高校生が僕たち⼆⼈のイラストを描いて作ってくださったものです。
そして今⽇市⻑や市の職員の皆さんにも時間をつくっていただき、このような形で婚姻届を提出できることに、感謝の気持ちでいっぱいです。
現在、同性婚訴訟は今年度中にも最⾼裁判決がでると⾔われています。
僕たちが今⽇婚姻届を提出することはほんの⼩さな動きかもしれません。
僕らが、⼤変なとき、くじけそうなとき、もう駄⽬かもしれないと思ったとき、ただひたすらがむしゃらに⽣きてきました。
でも何年か経ってから、僕たちが苦しかったそのときに実は僕たちのために動いてくれていた⼈たちがいたことを知りました。
パートナーシップ制度やさまざまな制度についても、その実現のために動いてくださった⽅々のことを知ったのは制度ができてからずっと後のことでした。
だから僕たちは⾃分たちが今伊賀市で幸せに暮らすことができているのは名前も知らないたくさんの⼈たちのおかげだといつも思っています。
僕たちの⼒は本当に⼩さいかもしれません。
でもその⼩さな⼒が僕たちの周りで⽀えてくださる皆さんの⼒とつながり、そして全国のたくさんの⼩さな⼒とつながれば同性婚を実現できると信じています。
今、僕たちの周りでは若い世代の皆さんがリーダーシップを発揮し新しい未来を切り開こうと頑張ってくれています。
そんな彼らがこれから⽣きていく世界はどんな世界になっているでしょうか。
僕たちが経験してきたような、「愛する⼈と結婚したいのに、結婚できない」そんな悲しさを次の世代には残したくありません。
同性婚を実現して今度は僕たちから彼らへバトンをつないでいきたいです。
そんな思いを込めて今⽇僕たちはこの婚姻届を提出します。
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