元祖のほうはシナリオ水準で理論と現場の二層構造を持ちながら、ナラティブ水準では〈聖別化〉の誘惑をとことん断ち切ろうとするところに現代小説らしさがあって、僕にとっては田中康夫『なんとなく、クリスタル』の方法と地続きなんですよね。いまやるなら文体・話法の域からアップデートせねばと。
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21世紀版『文学部唯野教授』を書くなら、学内人事ドタバタ劇や博士残酷物語、若手雇用の劣化、キラキラネーム学科の増加、文学部不要論といった風俗描写よりも、古典全集と文学理論の〈終わり〉以降に人文諸科学でどんな先端研究がなされ、とくに日本文学がどう国際化したかをストレートに描きたいかな
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