ワンフェスのディーラー参加をしなくなって何年も経つが、離れてみたからこそ「よくあんなにも面倒な事をやっていたな」と思う。
造形するところまでは、大変ながらも楽しい。
けれど、それを売るところまで持ってゆく手間は果てしない。
申請、量産、パッケージにマニュアル、展示品、搬入、サンプル提出。開始前までの準備だけでも、纏わるストレスと費用は膨大だ。
思いつきでの参加なんてできない。綿密な準備と責任を求められるイベントなのだ。
そこまでやっても売れない事なんて当たり前で、売れたとしても製造原価が高く、単価の下がらないガレージキットに量産効果の恩恵は少なく、リスクが増える割に利益は積み上がらない。赤字が出なければ大勝利のレベル。
仕事として捉えたら話にもならない。
それでもあの場所に居たいと思う熱量だけが、無理と無茶を支えている。
当人に自覚は無くても、何かのきっかけでポキッと折れてしまうような、ギリギリの状態で参加を続けている人も少なくないだろう。
目に見える利益は少ないと理解っていても、あの場所を構成する一画であろうとするのが、ディーラーの大部分なのだと思う。
なのでせめて、ディーラーさんの気持ちは汲んであげてほしい、というのが離れてしまった自分の願い。
頑張ってください。
充実した一日を。
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