世間がボーナスシーズンに沸くこの時期、ふと足元を見つめて、何とも言えない違和感を覚えることがある。
児童館の現場で正社員として、そして館長として11年間、どれだけ経験を積み、専門性を磨いてきても、今の指定管理の枠組みではそれが待遇に直結しない。
プロとして誇りを持って最前線に立っている人間が、この時期に「自分には縁がない現実」を突きつけられる構造。
指定管理者制度の現場では、プロポーザルで示される予算枠が現場の人件費を実質的に縛る。
更新のたびに予算が削られることすらある。自治体にも運営団体にもそれぞれの事情がある。誰かを責めたいわけではない。
しかし、子どもの育ちや安心安全な居場所は、そこで働く人が泥臭く積み重ねてきた「専門性」の上に成り立っている。
少なくとも私が経験してきた現場には、その専門性を正当に評価し、待遇につなげる仕組みはなかった。
放課後の仕事を善意ややりがいだけで支え続ける時代は、もう終わりにしなければならない。
専門性が正当に評価され、この仕事を続けたい、次の世代が目指したいと思える仕組みを本気でつくらなければ、この業界に未来はない。
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