遠藤周作が「沈黙」を書いた理由が素晴らしくて、たまに思い出す。
ざっくり要約すると、歴史に残る話は英雄や成功したやつのことばかり。
だけど大半の人間がそうじゃなくて、生活のために思想を歪めたり、諦めたり。
いわば踏み絵をして生きているようなもの。
沈黙は、生活のために、生きるために、キリストの顔に足を乗せる、踏み絵をした人間たちの気持ちを拾い集めて書いたもの。
歴史は英雄譚や成功譚ばかり残すが、文学はそうじゃない。
踏み絵をしなくてはならなかった者たち、弱き人々が言いたかったことを、救いあげて書く、これが文学の在り方だ。
みたいなことを「沈黙」を書いた理由として講義したらしく、(武蔵美の指定教科書『文学の新教室』で読んだ)。
なぜかすごく大事なことだと思ってて、ずっと頭の中にある。
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