毒親育ちが自立する上で一番過酷なのは、『人生を大きく変えるチャレンジが難しいこと』なんですね
人生に失敗したとき、帰ってこいと言ってくれる実家がない
多くの家庭にとって、自立するプロセスは親が最後の責任を取ってくれるセーフティネット付きの山登りです
転職に失敗しても、事業が潰れても、離婚しても、少なくとも親が存命のうちなら泣きつくことができる
心理学には『安全基地』という概念がありますが、安全が確保されている(=戻れる場所がある)人ほど、大きく遠くまで挑戦できるんですね
一方、毒親育ちにはこのセーフティネットは存在しません
戻れば批判と支配が待っている実家は、セーフティネットどころか、落ちることで2度目の怪我をする場所です
だから勉強も就職も住居選びも人間関係も「失敗できない」前提で選ばざるを得ないのですが、その慎重さは挑戦の幅を狭めてしまう
この非対称な前提に対して、毒親育ちの人ができるせめてもの工夫を紹介します
意識しておくべきことは、『実家の機能を分解して、別の場所から調達できるようにする』ことです
①経済性の担保:生活防衛資金を、他の人より厚く持つ(実家分の保険料だと考える)
②緊急時の住居:友人など、一時的に頼れる場所の目星をつける、公的な支援窓口があることを知識として知っておく
③感情の受け皿:失敗を報告し合える人間関係を家の外に築いておく
「それができたら苦労しねーよ」と思うと思いますが、上記の3つの観点を頭のどこか片隅においておいて欲しいと思います
時間はかかりますが、今できることを少しずつ積み上げられる人が一人でも増えることを祈っています
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毒親育ちには、人生をやり直すための「実家」がない。
仕事を失う、離婚する、病む、生活が崩れる、みたいな人生が一度止まる場面で、健全な家なら「とりあえず帰ってこい」が出る。でも機能不全家庭では、「だからお前はダメ」「迷惑をかけるな」「恥をかかせるな」に変わる。帰る場所のはずが、再出発の前にさらに削られる場所になる。
だから毒親育ちの自立は、普通の自立と違うんよな。親元を離れて自由になるだけじゃない。失敗しても戻れない前提で、仕事も住む場所も人間関係も選ばなきゃいけない。実家が太い人には保険がある。毒親育ちは、保険がないまま社会に出される。そこを根性論で片づけられるのが、一番きつい。
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