三味線の弦は、張ったままにして置いておくと、音が痩せる。
良い音を出すには、一度ゆるめてから、その日の湿度に合わせて張り直す。
人の身体も、同じだと49歳で気づいた。張りつづけると、身体の音も少しずつ痩せていく。
張りっぱなしの30代、もっと張れといわれた40代を抜けて、49歳のある朝、ふっと力が抜けた。そのとき初めて、ゆるめることを覚えた。
ゆるめることは怠けることじゃなく、もう一度ちゃんと鳴るための準備。身体も、弦と同じようにちゃんと知っているんです。
今、張りすぎていると感じているなら、一度ゆるめてみてほしいな、と思っています。
顯示更多