入力応答200nsのI/Oを付けた。
だからPC制御も200nsで反応する――とは限らない。
コンテックのUSB I/Oは入力応答200ns、タークの振動センサは最大64kHz、キーエンスの3Dビジョンは最速0.1秒撮像。どれも機器側の高速化として有効だが、PLCで気になるのは、その数字から現物が動くまでの残り時間だ。
センサ応答の後には、内部処理、USB・IO-Link・Ethernet転送、OSやPLCのタスク周期、出力更新、バルブやロボットの動作が続く。64kHzで波形を取れてもPLC更新が64kHzになるわけではなく、撮像0.1秒でも把持完了まで0.1秒にはならない。
例えば画像結果がタイムアウト後に届いた。座標は正常でも、その間にコンベヤを寸動していれば旧データとして破棄する。USBが再接続した時も、切断前の出力要求を復活させず、機器ID、更新カウンタ、現在状態を照合してから出力許可を作り直す。
PLCでは要求ID、取得時刻、最終更新、データ有効、タイムアウト、ウォッチドッグを持つ。立上げでは入力端子から出力端子までではなく、センサ変化から現物動作までを測る。
速い部品を選ぶだけでは速い設備にならない。制御経路全体の最大時間と、遅れたデータを捨てる条件まで決めて初めて、速さを制御仕様にできる。
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