ロボットのプログラムを更新した。転送も正常終了。画面には最新版のファイル名が出ている。
それでも、すぐ量産を再開してよいとは限らない。
産業用PCの長期安定運用、世界500万台を超えた産業用ロボット、設計から運用までをつなぐソフトウェア統合が紹介されている。設備がソフトウェア化するほど、「最新版」と「現場で使ってよい承認版」を分ける必要がある。
PLCでは、設備ID、プログラム版数、チェックサム、ツール・座標、安全設定、レシピ版数を一組で照合する。転送後は低速試験、I/Oとインターロック確認、初品承認を経て、最後に自動運転許可を作る。
更新途中で通信が切れた。ロボットだけ新版でPLCは旧版。運転中に上位から新レシピが届いた。そんな時は現在の仕掛品を保留し、承認済みバックアップへ切り戻すか、次ロットまで適用を待つ。
バックアップがあるだけでは足りない。どの版の組合せへ戻し、何を再確認すれば量産へ戻れるかまで決めておく。
設備ソフトの管理で守るべきなのは最新版ではない。適用範囲と試験結果を説明できる、現場の承認版だ。
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