津久井やまゆり園事件から10年を前に、園から車で40分ほど離れたあじさい会館で開催された「誓いの集い」(神奈川県主催)への参加と、献花をしてきました。
後半のパネルディスカッションでは、当事者目線の障がい福祉、そして「共に生きる社会」はどうしたら実現するのか、考え方、姿勢と具体的な実践の両方が話し合われました。
中井やまゆり園(当時は県営)では事件後、外部アドバイザーが参画しています。利用者の方が生きて来た歴史を年表のように可視化し、皆で共有するそうです。その過程で、利用者と支援者がお互いを一人の人間として、生きることの壁、苦しみに共感し、理解の一歩が踏み出されます。
パネリストの熊谷晋一郎教授は最後に、今後私たちがやるべき2つのことととして「支援する前にお互いをよく知ること」「地域とのつながりの再構築」とまとめておられました。「孤独が広がると優生思想を強めうる」からです。障がいに限らず、今の社会には互いを理解し、孤独から解放される機会が圧倒的に足りません。黒岩知事は、そもそも障がい者と健常者を分けて考える事自体に疑問があるとし、グラデーションとして理解するべきと発言されていました。そのような人を分けない「ごちゃまぜ」の大切さについてもお話ししていました。
動画は後日、県のホームページに掲載されるそうです。事件以降、障がい当事者、福祉の現場、行政が葛藤の中で導き出してきた言葉を、ぜひ多くの人に聞いていただきたいです。
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