【なぜネクストサークルで近くから見すぎると危険なのか】
多くの選手は実戦に近い感覚で準備したくて、ネクストサークルで無意識にキャッチャー寄りへ行き、近くでボールを見ようとします。
確かに球速や変化球のキレは感じやすいですが、脳科学的にはここに落とし穴があります。
それがトンネル視です。近い距離で速いボールを見続けると、脳はボール一点に意識を固定し、周辺視野が狭くなります。
すると交感神経が優位になり、呼吸が浅くなり、身体が固まりやすくなる。
実は打席での力みや初球の遅れは、この時点から始まっていることも多いのです。
ネクストで本当に見るべきなのは、ボールだけではありません。
投手全体のテンポ、
フォームのリズム、
間合い、
そして球の軌道を“広く”見ることが大切です。
あえて少し遠い位置から見て、ボールを凝視しすぎず、空間ごと視野に入れる。
ネクストで重要なのは情報量ではなく情報の質です。脳をトンネル視に入れず、自然な反応ができる状態で打席に入ることが大切です。
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【外野手のフライ捕球率を上げる前庭覚トレーニング】
高いフライで目線がブレる選手は、目だけの問題ではなく、頭の位置が変わった時に視線を安定させる「前庭覚」がうまく使えていないことがあります。
前庭覚は、頭の傾きや回転を感じ取り、バランスや目線の安定に関わる感覚です。
やり方は、膝立ちの状態で風船を上に投げ、落ちてきた風船を手で弾ませます。この時、正面だけで行うのではなく、身体を右回り・左回りに少しずつ回転させながら行います。
風船は落ちるスピードが遅く、動きも不規則なので、目で追いながら頭と身体の向きを調整する必要があります。これにより、外野フライのように高い打球を追う時の「目線のブレ」を抑える練習になります。
慣れてきたら、片目をつむって行うと難易度を上げることもできます。ただし、これはかなり前庭覚に負荷がかかります。実際に自分でやった時も目眩が出たので、最初から無理に行う必要はありません。
高いフライが怖い選手ほど、目線を固定しようとするのではなく、頭が動いても視線を安定させる練習が大切です。めまいが出る場合はすぐに中止し、短時間から行ってください。
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