この方の考察が当たってる事を前提に言わせてもらいます。
これは沖縄だけの問題じゃなくて、日本全体の問題でもあります。
誰それの支持者や支援者は、何の為に支持してるのか?大義の目的、沖縄を良くしたいから支持してるのか?今一度、自身と向き合って戴きたいほど支持者も劣化してます。
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古謝陣営にいたにもかかわらず、下地幹郎氏が古謝玄太氏を支援したことを理由に玉城デニー氏側へ移る人は、果たして何を目的に古謝氏を応援していたか考察してみた。
私は、その人たちは「古謝氏を勝たせたい人」というより、「下地氏を排除した状態で古謝氏を勝たせたい人」だったのではないかと思う。
下地氏が加わっただけで玉城氏側へ移る人には、主に次のような性質が考えられる。
第一に、政策より下地氏への個人的反感が強い。
過去の離党や復党問題、選挙での対立などから、下地氏に強い不信感や嫌悪感を持っている。
この人たちにとっては、
「古謝氏が勝つこと」より、
「下地氏が影響力を持たないこと」
の方が重要なのである。
その結果、下地氏が古謝氏を支援するくらいなら、政策的には大きく異なる玉城氏へ移るという、目的と手段が逆転した判断になる。
第二に、県政交代より県連の面子を重視している。
自民党本部が県連を通さず下地氏と政策協定を結んだことを、自分たちへの侮辱だと受け止め、
「なぜ相談しなかった」
「なぜ下地氏を受け入れた」
「自分たちの顔を潰した」
という組織内の順番や縄張りにこだわる。
しかし、県連のプライドを守ることと、沖縄県民の利益を守ることは同じではない。
第三に、古謝氏本人ではなく、「県連主導の古謝陣営」を支持していた。
古謝氏の人物や政策を支持していたのではなく、県連が擁立し、自分たちが主導できる候補だから応援していた。
党本部と下地氏の存在によって県連の影響力が弱まると感じれば、古謝氏への支持まで失う。
候補者や政策ではなく、自分の所属組織とその影響力に忠誠を置いているのである。
第四に、選挙後の役職や利害を警戒している。
古謝氏が当選した場合、下地氏やその周辺が副知事、政策顧問、その他の要職に就けば、自分たちの影響力や期待していた立場が減る。
そのため、政策協定の内容ではなく、選挙後の人事と主導権を巡って反発する。
第五に、「筋」や手続きに極端にこだわる。
県連への事前説明がなかったことへの批判には一理ある。党本部は経緯を説明すべきだろう。
しかし、その手続き上の不満を理由に玉城氏側へ移るなら、県政交代という目的より、党内手続きの方を優先したことになる。
第六に、感情で陣営を変える抗議型である。
「県連を無視した自民党本部に思い知らせてやる」
「下地氏を受け入れた古謝陣営を負けさせてやる」
という報復感情から玉城氏へ移る。
これは玉城氏への積極的な支持ではない。
自民党本部、下地氏、古謝陣営に対する腹いせである。
第七に、もともと古謝氏への支持が弱かった。
玉城県政からの交代と古謝氏の勝利を最優先していたなら、下地氏の支援は票の上積みとして歓迎するのが自然である。
それだけで玉城氏へ移る人は、もともと古謝氏への支持が浅く、条件次第で簡単に離れる程度だったということだろう。
もちろん、下地氏の4項目と古謝氏の政策との整合性や、党本部主導によって古謝氏の自主性が失われることを、本気で懸念する人もいるだろう。
その懸念自体は理解できる。
しかし、それなら古謝氏に説明を求め、政策協定の履行を監視し、下地氏にも責任を負わせればよい。
懸念があるから直ちに玉城氏へ移る、という結論にはならない。
私は約300人を擁する組織長として、日々、職種、立場、利害を調整しながら組織を運営している。
身内だが成果を出せない人材と、外部から来た有能な人材がいる。
外部人材を登用すれば、身内のプライドが傷つき、遺恨が残り、組織を去る者が出る。
これはどこの組織でも起こる。
しかし、身内の機嫌を守るために有能な人材を排除すれば、組織全体が衰退する。
今回も同じではないか。
私は7月中旬から、沖縄自民党県連と古謝陣営があまりにも動かないため、自分で政策を調べ、ビラを作り、SNSで発信してきた。
古謝氏の知名度を上げる広報も弱い。
玉城県政8年間の検証も見えない。
古謝氏が何を変える候補なのかも、県民に十分伝わっていない。
その一方で、下地氏は自ら政策を示し、自民党本部と直接交渉し、4項目の政策協定を取り付けた。
さらに、自分が知事になることより政策実現と保守分裂の回避を優先し、出馬を取り下げて古謝氏を支援する決断をした。
県連ができなかったことを、下地氏が実際にやってみせたのである。
その下地氏が加わったことで、嫉妬し、妬み、足を引っ張り、古謝陣営から去って玉城氏側へ移る。
残念ながら、こうした現象は沖縄の企業や組織で繰り返されてきた悪弊だろう。
有能な人間を伸ばすのではなく、周囲と同じ位置まで引きずり下ろす。
外部の能力を活用するのではなく、身内の序列と縄張りを守る。
成果を上げた者を評価するのではなく、「順番を飛ばした」「顔を潰した」と反発する。
こうした嫉妬、妬み、足の引っ張り合いが、沖縄の企業や組織の生産性を損なってきた。
人材の能力より人間関係。
成果より身内の面子。
改革より今までの順番。
それでは組織の生産性が上がるはずがない。
しかし、沖縄の組織に内在する悪弊として、いいかげん正面から認め、克服すべきではないのか。
県連への説明不足は是正すればよい。
政策の違いは協議すればよい。
役割分担は古謝氏が決めればよい。
しかし、下地氏への反感や自分たちの面子を理由に、有能な人材を排除し、県政交代まで潰すことだけは許されない。
改革には摩擦が伴う。
誰一人不満を持たない人事も、誰も去らない組織改革も存在しない。
問うべきなのは、
「誰の顔が潰れたか」
「誰の順番が飛ばされたか」
ではない。
下地氏を加えることで得られる政策力、国との交渉力、支持の広がりが、反発して去る人たちによる損失を上回るかどうかである。
私は、下地氏を加える利益の方が、はるかに大きいと思う。
古謝氏の勝利や県政交代よりも、反下地感情、県連の面子、組織内の序列や利害を優先して去る人を、無理に引き留める必要はない。
その人たちは最初から「古謝支持」だったのではない。
「下地氏を排除した状態の古謝陣営」を支持していただけである。
組織は、身内の居心地を守るために存在するのではない。
沖縄自民党県連と古謝陣営の目的は、県連のプライドを守ることではなく、古謝玄太氏を勝利させ、沖縄県民の利益を実現することのはずである。
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